皆さん、こんにちは。ギター、ukulele、DTM講師の青山です。

最近ちょくちょく生徒さんから「ブログ見ました」のお声をいただくことがあります。見ていただいて、ちょっとでもお役に立てていましたら嬉しいです。

 

さて、最近だいぶ記事がウクレレ寄りでしたので、今日はギター〜DTMについて書きましょうか。今回のお題はエレキギターのライン録音について。

 

皆が思い浮かべるエレキギターの音というのはギターアンプから出る音です。ところがこの「アンプから出る音」を録音で再現するのが昔は難しかった。というか、そもそもレコーディングやコンサートにおいては、アンプの前にマイクを立てて集音するしか手段はありませんでした。僕らが自宅でデモを録音するのにも例外ではなく、アパートで小さいギターアンプの前にマイクを立て、布団を被せて録音したりしたものです。

 

そもそもなぜそんな事をしないといけないか?エレキギターを直接ミキサーや録音機器につないだ場合は、ペラペラシタ薄い音で、伸びのない耳障りな音になります。というか、こちらのほうが本当のエレキの音なんですね。ギターアンプというのは凄く偏った音響特性になっていて、このペラペラしたエレキギターの音を迫力ある格好いい音に変えて出力できる魔法の箱みたいな物なのです。このアンプの音響特性を電気的に再現することは一昔前では大変難しく、自宅でのエレキギターの録音は、かつてとても苦労するものだったのです。マイクを立てればいいだけでしょ?と思うことなかれ。マイクの種類や距離、角度などで大きく変わるし、レコードみたいな音をイメージしてもなかなかそういう音にならず、とても苦労していたのです。

 

これをガラッと変えてくれたのが、Line 6 POD です。僕も2000年に初代PODを購入してから、POD2、POD xt と愛用してきました。赤い湯たんぽみたいな、ソラマメみたいな形をしたアレ、どこかで目にしたことがあるのではないでしょうか?

 

POD

 

これは発売当初、歴史的なギターアンプの名器達を高級マイクで集音したかのようなリアルなギターサウンドをラインで簡単に再現できる機器として大ベストセラーを記録しました。自分などは「これがあればギターアンプは不要」とまで考え、60Wのコンボアンプを手放したくらいです。

 

あれから10余年、ギターアンプシミュレーターもどんどん新しい機種が発売され、ブラッシュアップを繰り返してきました。それらは完成の域に達しながらも、本物の真空管アンプだけが持つピッキングニュアンスなどの「越えられない壁」も逆にクローズアップしてくれた気がします。

 

ちなみに現在の自分のギター録音環境ですが、Avid Eleven Rack を中心に使っています。

↓こんな感じのやつです。

http://www.avid.com/JP/products/Eleven-Rack/overview

 

PODよりも少し値はしますが、かなりアンプライクな出音+ニュアンスで、まさにアンプにマイクを立ててる感じで操作出来るのと、リアンプ(録音後にアンプの種類や設定を変えて録りなおすこと)がしやすいのでお勧めです。本当、便利な時代になったものです。

 

こういったアンプシミュレーターは、紹介したようなハードウェアから、パソコン内で完結できるソフトウェアのものまで様々なものがあり、今やかなり安くて質の良いものも増えてきました。皆さんもこういったアンプシミュレーターを活用して、ぜひエレキギターの録音に気軽にチャレンジしてみてください。

 

では、また!