皆さん、先日は発表会お疲れ様でした。楽器に歌に、それぞれ色んな内容があり盛りだくさんでしたね。来年は発表会の回数をちょっと増やしていく方向なので、まだ出られたことがない生徒様もぜひ積極的に参加してみて下さい。

 

 さて、今日の話題はギターシンセです。70年代から存在するものの、いまいちメジャーな楽器にならない、ギターシンセ。どういうものかと言うと、楽器自体は普通のエレキギターなどと同じ形態ですが、専用のピックアップやケーブルを介して、シンセサイザーと同様の音源を鳴らし、まさにシンセな音を弾いたり、ギターの音とシンセの音をミックスしたりも出来ます。手持ちのギターに後からギターシンセのピックアップを搭載することも可能です。

 

 昔からサックスをシンセ化したリリコーンという楽器など、生楽器のシンセ化は各楽器メーカーが取り組んできていましたが、いまいちギターシンセが普及しなかったのは理由があります。シンセをコントロールするMIDIという信号がギターの繊細で微妙なニュアンスを再現するのに適さないというか、スピードが追いつかなかったり、誤検知で関係ない音が鳴ってしまったり、使い勝手が悪かったからです。とは言え、もう最初の開発(70年代)から40年以上近く経っているわけで、僕も前にギタシン触ったのが90年代頭の事ですから、その頃は反応もいまいちで、こんなの使えない!と思ったものですが、今はもう少し完成してきているのでは?と思い調べてみました。

 

 そう思ったのはきっかけがありまして、普段カラオケMIDIの作成をちょこちょこやるのでが(皆さんがよく歌いに行かれるカラオケで流れるデータを制作しています)ギターやベースなどの生楽器をMIDIで再現しようとすると物凄く手間暇かかるんですね。逆に手間暇かけないと、いかにも「コンピューター」って感じの無機質なデータになっちゃうんです。これって弾いちゃった方が速いよな、といつも思ってたんですが、癖を把握して上手く扱ってやればギターシンセが活躍してくれるのでは?と考えたわけです。

 

 ネットで調べること半日、なんとなく分かってきました。メーカーとしては概ねローランド一択。必要なものはギターの音を集音するMIDIピックアップのGK-3、ピックアップした音をMIDI信号に変換したり、シンセ音を発音したりしてくれるギターシンセユニット(様々な種類有)。中古で安く出品されているものを入手して早速取り付けてみました。ピックアップの高さや場所などのちょっとした設定の差で、反応具合が大きく変わりますので、シビアに設定する必要があります。

 

 弾いてみての感想ですが、やはりちょっと発音の遅れや誤検知などはあるものの、設定を詰めたうえで丁寧に弾いてやれば、まぁまぁ使えます。特に打ち込みでは膨大な時間がかかるチョーキンング、ハンマリング、プリングなどを含んだギターソロなんかは、とても生っぽい感じで打ち込めます。ただし、生っぽい表現の代償として大量のピッチベンドデータが打ち込まれますので、綺麗で軽いデータにするためにはゴミデータの処理は必要ですね。それでも鍵盤で打ち込んで、こつこつエディットすことを考えると、なかなか効果的だと思います。

 

Fender American standard Stratocaster / Roland GK-3

 

 

 写真、こんな感じです。なんか格好良くてテンション上がります(笑) もちろん、打ち込み用途だけではなく、通常のギターサウンドに、シンセブラスやストリングスの音なんかを被せてというような使い方も出来ます。ギターを一切傷つけたり穴をあけたりしないで取り付けが可能なので、興味ある方は導入してみてはいかがでしょうか?

 

 

  では、皆さん、また!!