ロック、ジャズ、R&B…あらゆる音楽のルーツにあるのがブルースです。ブルースギターを学ぶことは、音楽の本質を理解することにつながります。そして何より、ブルースはシンプルな構造でありながら、一生かけても極められないほど奥深い音楽なのです。
「ブルースに興味はあるけど、何から始めればいいかわからない」という方のために、川口駅徒歩2分のコアミュージックスクールのギター講師の知見をもとに、ブルースギターの基本をわかりやすく解説します。
ブルースとは何か
ブルースは19世紀後半にアメリカ南部のアフリカ系アメリカ人コミュニティから生まれた音楽ジャンルです。悲しみや苦悩、そして希望を歌い上げるブルースは、やがてロックンロール、ジャズ、R&B、ソウルなど、現代のポピュラー音楽のほぼすべてに影響を与えました。エリック・クラプトン、B.B.キング、ジミ・ヘンドリックスなど、偉大なギタリストの多くがブルースに根ざした演奏をしています。
12小節ブルースの基本構造
ブルースの最も基本的な形が「12小節ブルース」です。たった3つのコード(I、IV、V)で構成されるシンプルな進行ですが、この中に無限の表現が詰まっています。キーがAの場合、使うコードはA7、D7、E7の3つだけです。
構造は次の通り:1〜4小節目はA7、5〜6小節目はD7、7〜8小節目はA7、9小節目はE7、10小節目はD7、11〜12小節目はA7(ターンアラウンド)。この12小節が繰り返されるのがブルースの基本形です。まずはこの進行を覚えて、コードストロークだけで弾いてみましょう。
| 小節 | コード(Key=A) | 度数 | ポイント |
|---|---|---|---|
| 1〜4 | A7 | I7 | トニック(主和音) |
| 5〜6 | D7 | IV7 | サブドミナント |
| 7〜8 | A7 | I7 | トニックに戻る |
| 9 | E7 | V7 | ドミナント(緊張) |
| 10 | D7 | IV7 | サブドミナント |
| 11〜12 | A7 → E7 | I7 → V7 | ターンアラウンド |
ブルーススケール(マイナーペンタトニック)を覚えよう
ブルースのソロ(アドリブ)を弾くために最初に覚えるべきスケールが「マイナーペンタトニックスケール」です。キーがAの場合、A・C・D・E・Gの5音で構成されます。ここに♭5(E♭)を加えたものが「ブルーススケール」です。このスケールを覚えるだけで、ブルースのアドリブが弾けるようになります。
ギターでは「ボックスポジション」と呼ばれる5つの型があり、まずは5フレット付近の第1ポジションを覚えましょう。このポジションだけで、かなり多彩なフレーズが弾けます。
定番ブルースフレーズ3選
①チョーキングフレーズ:7フレット3弦をチョーキング(弦を押し上げて音程を上げる)して、5フレット2弦につなげるフレーズ。ブルースの「泣き」の表現の基本です。
②ターンアラウンドフレーズ:12小節の最後(11〜12小節目)で弾く「締めのフレーズ」。開放弦を絡めたクロマチック(半音階)の下降フレーズが定番です。
③コールアンドレスポンス:歌うように弾く→答えるように弾く、という掛け合いのフレーズ。ブルースの醍醐味であり、音楽的な会話を楽しむテクニックです。
ブルースギターの練習法
ブルースギターを上達させるための練習法をご紹介します。①バッキングトラックに合わせて弾く。YouTubeで「12 bar blues backing track Key A」と検索すると、無料のバッキングトラックがたくさん見つかります。これに合わせてペンタトニックスケールでアドリブを弾く練習をしましょう。②名演を聴き込む。B.B.キングの「The Thrill Is Gone」やエリック・クラプトンの「Crossroads」など、ブルースの名演を聴いて、フレーズのニュアンスを耳で覚えましょう。③「間」を大切にする。ブルースでは、音を弾かない「間」(silence)も重要な表現です。弾きすぎず、余白を活かす演奏を意識しましょう。
コアミュージックスクールでは、ブルースギターに精通したプロ講師がマンツーマンで指導しています。川口でブルースギターを本格的に学びたい方は、まずは無料体験レッスンにお越しください。スケールの弾き方からアドリブのコツまで、あなたのレベルに合わせて丁寧に教えます。






