ドラムのダブルストローク練習法|高速連打を可能にする基礎テクニック

ドラムの基礎テクニックの中でも、ダブルストロークは避けて通れない重要な奏法です。シングルストロークだけでは対応しきれない高速フレーズやルーディメンツの多くは、ダブルストロークが土台になっています。

川口駅徒歩2分のコアミュージックスクールでも、ドラムコースの生徒さんには早い段階からダブルストロークの練習を取り入れています。この記事では、初心者がつまずきやすいポイントを踏まえながら、段階的な練習法を解説します。

ダブルストロークとは?シングルストロークとの違い

ダブルストローク(Double Stroke)とは、一つの手で2打ずつ叩く奏法です。右右左左(RRLL)の順番で打つのが基本パターンで、「ダブルストロークロール」とも呼ばれます。

シングルストロークが右左右左(RLRL)と交互に打つのに対し、ダブルストロークは片手で連続2打を行います。これにより、同じテンポでもシングルの半分の手の動きで音数を稼ぐことができます。

ダブルストロークが使われる場面は幅広く、ドラムロール、パラディドル、6ストロークロールなどの基本ルーディメンツはすべてダブルストロークを含んでいます。ジャンルを問わず、ドラマーにとって必須のスキルと言えるでしょう。

ダブルストロークの打ち方 – 2つのアプローチ

ダブルストロークには大きく分けて2つの打ち方があります。

バウンスを活かす方法:1打目をしっかり振り下ろし、跳ね返り(バウンス)を利用して2打目を打ちます。低速〜中速のテンポで有効です。練習パッドやスネアドラムなど、バウンスが得やすい打面で練習しましょう。

フィンガーコントロール:指の開閉で2打目をコントロールする方法です。高速テンポで必須のテクニックで、手首だけでは追いつかない速さを指先で補います。中指・薬指・小指でスティックを押し込む感覚を身につけましょう。

実際の演奏では、この2つを組み合わせて使います。テンポが遅いときはバウンス主体、速くなるにつれてフィンガーコントロールの比率が増えていきます。

ドラムスティックを持つ手のクローズアップ
スティックの握り方とフィンガーコントロールがダブルストロークの鍵を握ります

段階的な練習メニュー

以下のステップで練習を進めることをおすすめします。焦らず、各段階で音量と音質が均一になることを確認してから次に進みましょう。

段階 練習内容 BPM ポイント
1 片手ずつ2連打 60〜80 2打の音量を揃える
2 RRLL交互 60〜100 左右の音量差をなくす
3 アクセント付きRRLL 80〜120 1打目にアクセント
4 テンポアップ 120〜160 フィンガーコントロール導入
5 楽曲フレーズへ応用 楽曲テンポ フィルインに組み込む

よくある失敗と解決策

ダブルストロークの練習で多くの人が経験する問題と、その解決策を紹介します。

2打目の音が小さい:最も多い悩みです。バウンスに頼りすぎている場合に起こります。フィンガーコントロールを意識して、2打目を「指で押す」感覚で打ちましょう。遅いテンポに戻して、2打の音量が完全に揃うまで練習することが大切です。

テンポが上がると崩れる:5BPM刻みで少しずつテンポを上げていきましょう。崩れ始めたら2〜3段階戻して安定させてから再挑戦します。

左手が追いつかない:利き手と反対の手は弱くなりがちです。弱い手を重点的に練習する時間を設けましょう。練習時間の6割を弱い手に充てるくらいでちょうど良いバランスです。

ダブルストロークを活かしたフレーズ例

ダブルストロークが安定してきたら、実際のドラミングに活用しましょう。

ドラムロール:ダブルストロークの連続がそのままロールになります。ppからffまで、ダイナミクスをつけたロールを練習すると表現力が格段に上がります。

パラディドル:RLRR LRLL のパターンです。ダブルストロークの応用で、スネアとハイハットの組み合わせで多彩なビートパターンを生み出せます。

フィルイン:タム回しにダブルストロークを組み込むと、シングルストロークだけでは出せない高密度なフレーズが実現できます。16分音符のフィルインにぜひ取り入れてみてください。

川口のコアミュージックスクールのドラムレッスンでは、基礎ルーディメンツから楽曲への応用まで、プロ講師が丁寧に指導します。独学で行き詰まっている方も、正しいフォームを見直すことで一気に上達する場合があります。

野口 悟
野口 悟(Eg・Ag・ウクレレ・DTM(logic)/作曲技法・音楽理論担当)レッスンでは生徒さん一人ひとりの手の大きさや指の長さに合わせたフォームを提案しています。正しいフォームを身につけるだけで、驚くほど楽に弾けるようになりますよ。

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