ドラムのチューニング方法|スネア・タム・バスドラの音作りを基礎から解説

ドラムの音色を大きく左右する「チューニング」。ギターのチューニングは多くの方がご存知ですが、ドラムにもチューニングが必要であることを知らない方は意外と多いものです。この記事では、川口駅徒歩2分のコアミュージックスクールのドラム講師監修のもと、スネア・タム・バスドラムそれぞれのチューニング方法を初心者にもわかりやすく解説します。

ドラムのチューニングとは?なぜ必要なのか

ドラムのチューニングとは、ヘッド(打面の皮)の張り具合を調整して音の高さや響きをコントロールすることです。チューニングが合っていないと、音が「ボワン」と不明瞭になったり、不快な倍音が出たりします。逆に適切にチューニングされたドラムは、音の輪郭がはっきりし、叩いていて気持ちよく感じられます。チューニングキー1本あれば自分でできるので、ドラマーなら必ず身につけておきたいスキルです。

チューニングに必要な道具と基本手順

必要なのはドラムチューニングキー(500〜2,000円程度)のみ。あると便利なのがドラムダイヤル(テンションメーター)です。基本手順は、まずすべてのテンションボルトを均等に緩め、指で締められる程度まで戻します。次に対角線上のボルトを順番に少しずつ締めていきます。一箇所を一気に締めるのではなく、対角線上に半回転ずつ均等に締めるのがポイント。これにより、ヘッド全体が均一に張られ、きれいな音程が得られます。

ドラム 打面の張り 裏面の張り 音のイメージ
スネア 中〜やや高め 高め(スナッピー響き重視) パリッとしたアタック感
ハイタム やや高め 打面よりやや高め 明るくメロディアス
ロータム 中程度 打面よりやや高め 深みのある中低音
フロアタム やや低め 打面よりやや高め 太く豊かな低音
バスドラム 低め やや低め ドスッと重い低音

スネアドラムのチューニングのコツ

スネアはドラムセットの中で最も重要な音色。まず打面(バターサイド)を好みの張り具合にしたら、裏面(スナッピーサイド)は打面よりやや高めに張るのが基本です。裏面の張りがスナッピー(響き線)の反応に大きく影響します。緩すぎるとスナッピーがビリつき、張りすぎるとスナッピーの反応が鈍くなります。ポップスなら中程度、ロックなら高めに張ることでジャンルに合ったサウンドが作れます。ミュートが必要な場合は、ジェルミュートやテープで倍音を抑えましょう。

ドラムセットのクローズアップ
適切なチューニングでドラムの音色は劇的に変わります

タムとバスドラムのチューニング

タムはハイタムからフロアタムにかけて音程が下がるよう、段階的にチューニングします。各タム間の音程差は3度〜5度程度が目安。裏面は打面よりわずかに高く張ると、サスティンがきれいに伸びます。バスドラムは低くタイトなサウンドが基本。打面はやや緩め、フロントヘッドは穴を開けてミュートを入れるスタイルが一般的です。ブランケットやピローを中に入れることで、余分なサスティンをカットし、タイトなアタック音が得られます。

チューニングが上達する練習方法

最初は「正解の音」がわからないのは当然です。まずは動画などを参考にしながら、何度もチューニングを繰り返すことで耳が育ちます。おすすめは、好きなドラマーのライブ映像を見て、そのスネアの音を目標にチューニングしてみること。また、チューニングアプリを使って各ボルト周辺の音程を可視化するのも効果的です。川口のコアミュージックスクールのレッスンでは、チューニングの実践指導も行っていますので、ぜひ体験してみてください。

まとめ|チューニングで自分だけのドラムサウンドを

ドラムのチューニングは、自分の好きな音を追求する楽しい作業です。最初は難しく感じるかもしれませんが、基本の手順さえ覚えれば、あとは経験を積むほど上達していきます。良いサウンドで叩くことは演奏のモチベーションにも直結するので、ぜひチャレンジしてみてください。

野口 悟
野口 悟(ボーカル・ギター・ウクレレ・DTM(Logic)・作曲技法・音楽理論)ギターは独学だと変なクセがつきやすい楽器です。最初の3ヶ月をプロと一緒に練習するだけで、その後の上達スピードが全然違います。

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