ボイトレで声量アップ!小さい声しか出ない原因と改善する5つのエクササイズ

ボーカル・ボイトレ

「カラオケでマイクなしだと声が聞こえないと言われる」「話し声が小さくて聞き返されることが多い」「歌うときに喉が詰まる感じがする」——声量に関する悩みは、ボイストレーニングの現場で最も多い相談のひとつです。しかし安心してください。声量が小さい原因の多くは生まれつきの声質や体格ではなく、呼吸法・発声法・体の使い方の問題です。つまり、正しいトレーニングで改善できます。

川口駅徒歩2分のコアミュージックスクールでは、声量アップを目標にレッスンを始めた生徒さんが、3ヶ月で明らかな変化を実感されるケースが大半です。この記事では、声量が小さくなる5つの原因を解説し、それぞれに対応する具体的なエクササイズを詳しく紹介します。自宅でもできるトレーニングばかりなので、ぜひ今日から実践してみてください。

なぜ声が小さくなるのか?5つの根本原因

原因1:浅い呼吸(胸式呼吸)

声のエネルギー源は息です。胸だけで浅く呼吸している場合、肺に取り込める空気の量が少なく、声帯を振動させる力が不足します。日本人は特に腹式呼吸が苦手な傾向があり、デスクワーク中心の生活で呼吸がさらに浅くなっている方が多いです。横隔膜を十分に使った深い呼吸(腹式呼吸)ができるようになるだけで、声量は体感で1.5倍以上になります。

原因2:喉の過緊張

大きな声を出そうとして、喉に力を入れてしまうパターンです。実は声量と喉の力みは反比例の関係にあります。喉が緊張すると声帯の振動が制限され、結果的に声が詰まって小さく聞こえます。さらに喉を痛めるリスクも高まるため、力で声量を出そうとするのは最も避けるべきアプローチです。

原因3:猫背・姿勢の崩れ

猫背になると胸郭が圧迫され、肺が十分に膨らまなくなります。また、顎が前に出ることで喉仏の位置が下がり、声帯に余計な負担がかかります。姿勢を正すだけで声の通りが変わることを、多くの生徒さんがレッスン初日に実感されます。壁に背中をつけて立ち、後頭部・肩甲骨・お尻・かかとが壁につく姿勢が正しい発声姿勢の基本です。

原因4:共鳴の不足

声帯で生まれた音は、口腔・鼻腔・咽頭腔などの空間で共鳴することで増幅されます。口の開きが小さかったり、舌の位置が悪かったりすると、この共鳴が不十分になり、声がこもって小さく聞こえます。プロの歌手が小柄でも大きな声を出せるのは、共鳴を最大限に活用しているからです。

原因5:声帯閉鎖の不完全さ

声帯がしっかり閉じないまま息が漏れてしまう状態です。息混じりの声(ブレシーボイス)になり、声量が出にくくなります。声帯閉鎖は「エッジボイス」や「グッグトレーニング」で鍛えることができます。ただし声帯の問題は医学的な原因の場合もあるため、長期間改善しない場合は耳鼻咽喉科の受診もおすすめします。

声量アップのための5つのエクササイズ

エクササイズ1:腹式呼吸マスタードリル(対応:原因1)

所要時間:5分/日

①仰向けに寝転がり、お腹の上に500mlのペットボトルを置きます。②鼻から4秒かけて息を吸い、ペットボトルが持ち上がることを確認します。③口から8秒かけてゆっくり息を吐き、ペットボトルが下がることを確認します。④これを10回繰り返します。

寝転がった状態では自然と腹式呼吸になるため、感覚を掴みやすいです。慣れてきたら立った状態で同じ呼吸を行い、さらにペットボトルを1Lに変えて負荷を上げます。2週間続ければ、意識しなくても腹式呼吸ができるようになります。吐く息の長さを12秒、16秒と伸ばしていくと、ロングトーンの安定にも直結します。

エクササイズ2:リップロール脱力トレーニング(対応:原因2)

所要時間:3分/日

①唇を軽く閉じ、息を吐いて「ブルルル」と唇を振動させます(リップロール)。②リップロールを維持したまま、ドレミファソラシドの音階を上がって降りてきます。③高音域でもリップロールが途切れないように、息の量を一定に保ちます。④1オクターブを半音ずつ上げながら3セット行います。

リップロールは喉に力が入っていると維持できないため、自然に脱力した発声が身につきます。唇が震えない場合は、両手の人差し指で頬を軽く持ち上げるとやりやすくなります。このトレーニングはプロの歌手もウォーミングアップで必ず行う定番エクササイズで、喉のコンディション確認にも使えます。リップロールが安定してできる日は声の調子が良い証拠です。

エクササイズ3:壁押し姿勢トレーニング(対応:原因3)

所要時間:3分/日

①壁に向かって立ち、両手を壁につけます。②壁を押しながら「ハーッ」と声を出します。壁を押す力が体幹に入り、自然と腹圧がかかった発声になります。③そのまま壁から離れ、同じ体の感覚で「ハーッ」と声を出します。④壁あり→壁なしを交互に5回繰り返します。

壁を押す動作によって体幹が安定し、声を支える筋肉が自然に使えるようになります。この感覚を覚えたら、歌うときにも同じ体の使い方を意識してください。特にサビの高音部分で声量が落ちるという方に効果的で、体幹で声を支える感覚が身につくと高音でも声量をキープできるようになります。

エクササイズ4:ハミング共鳴トレーニング(対応:原因4)

所要時間:5分/日

①口を閉じて「ンー」とハミングします。②鼻の付け根(眉間のあたり)に振動を感じることを確認します。③振動を感じたまま、「ンーマー」と口を開けます。口を開けた瞬間に共鳴が消えないように注意します。④「ンーマーンーマー」を繰り返し、鼻腔共鳴の感覚を掴みます。⑤慣れてきたら「ンーモー」「ンーナー」と母音を変えて練習します。

ハミングで鼻腔に共鳴を集める感覚がわかると、歌声全体に倍音が加わり、声量を上げなくても「通る声」になります。プロの歌手がMCで話す声が客席の後ろまで聞こえるのは、この共鳴を常に使っているからです。ハミング中に鼻をつまんでみて、音が大きく変わるなら鼻腔共鳴ができている証拠です。

エクササイズ5:エッジボイス→クリーンボイス移行ドリル(対応:原因5)

所要時間:3分/日

①「あ゛ー」とエッジボイス(声帯が粒々と振動するガラガラした声)を出します。朝起きたときの声に近い感覚です。②エッジボイスを維持しながら、徐々に息の量を増やしてクリーンな声に移行します。③「あ゛ーーーあーーー」とエッジからクリーンへの移行を1回の息で行います。④これを5回繰り返し、声帯の閉鎖感覚を確認します。

エッジボイスは声帯がしっかり閉じている状態で出る声なので、声帯閉鎖の感覚を掴むのに最適です。クリーンボイスに移行する際にも声帯の閉鎖感を維持できるようになると、息漏れのない芯のある声になり、自然と声量がアップします。最初はエッジボイスが出せない方もいますが、朝一番の声を意識すると感覚が掴みやすいです。

声量アップのタイムラインと効果測定

期間 変化の目安 効果測定の方法
1〜2週間 腹式呼吸の感覚が掴める。声を出すのが楽になる ロングトーン持続時間を計測(目標:15秒→20秒)
3〜4週間 共鳴の感覚がわかり始める。声の通りが良くなる スマホのdBメーターアプリで計測(50cm距離で+3〜5dB)
1〜2ヶ月 周囲から「声が変わった」と言われる。カラオケの点数が上がる カラオケ採点の表現力スコアを比較
3ヶ月 意識しなくても大きな声が出せる。高音域の声量も安定 同じ曲を録音して初回と比較(最も客観的)

効果測定におすすめのアプリ

声量の変化を客観的に測定するには、スマートフォンのデシベルメーターアプリが便利です。iPhoneなら「Decibel X」、Androidなら「Sound Meter」が無料で使えます。スマホを口から50cm離した位置に固定し、同じ曲の同じフレーズを週1回録音して比較しましょう。数値で変化が見えるとモチベーション維持にもつながります。一般的に、トレーニング前の話し声が55〜60dBの方が、3ヶ月後に65〜70dBまで上がるケースが多いです。

奥津ユキ/Okutsu Yuki
奥津ユキ/Okutsu Yuki(Voice Trainer Vo/Cho/Piano/Sax/Flute/DTM 担当)声量の悩みは、実は声帯や呼吸だけでなく、メンタル面の影響も大きいです。『大きな声を出したら迷惑かも』という無意識のブレーキがかかっている方が非常に多いんです。レッスンでは、安心して声を出せる環境の中で、体と心の両面からアプローチしていきます。防音室で思いっきり声を出す気持ちよさを、ぜひ体験レッスンで味わってみてください。

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