DTMの書き出し(バウンス)設定ガイド|WAV・MP3の違いと最適な設定

DTM・作曲

DTMで曲が完成したら、最後の仕上げは「書き出し(バウンス/エクスポート)」です。この工程で適切な設定をしないと、せっかくの楽曲の音質が損なわれたり、配信先の要件を満たせなかったりします。川口駅徒歩2分のコアミュージックスクールのDTMレッスンでも、書き出し設定の基本は必ずお伝えするポイントです。この記事では、WAVとMP3の違いから用途別の最適な設定まで詳しく解説します。

書き出し(バウンス)とは

書き出しとは、DAW上の複数のトラックを1つのオーディオファイルにまとめる作業です。「バウンス」「エクスポート」「レンダリング」「ミックスダウン」など、DAWによって呼び方が異なりますが、すべて同じ作業を指します。

このとき選ぶファイル形式と設定が、最終的な音質とファイルサイズを決定します。用途に応じて適切な設定を選ぶことが重要です。

主要なファイル形式の比較

形式 圧縮 音質 サイズ(5分の曲) 主な用途
WAV(16bit/44.1kHz) 非圧縮 CD品質 約50MB 配信・マスタリング
WAV(24bit/48kHz) 非圧縮 高品質 約70MB 映像用・アーカイブ
MP3(320kbps) 非可逆圧縮 ほぼ原音 約12MB 試聴用・ポートフォリオ
MP3(192kbps) 非可逆圧縮 十分な品質 約7MB Web用・SNS共有
FLAC 可逆圧縮 WAVと同等 約30MB 高音質配信
DAWの書き出し画面
書き出し設定は用途に合わせて最適なものを選びましょう

用途別の推奨設定

Spotify・Apple Music等への配信:WAV 16bit/44.1kHz(CD品質)が基本。ディストリビューターによっては24bit/44.1kHzを推奨する場合もあります。MP3での納品は基本的にNGです。

YouTube・動画用:WAV 24bit/48kHzが推奨。映像のフレームレートとの相性を考慮し、48kHzを選びましょう。マスタリング用のステム:WAV 24bit以上で、ヘッドルームを-3〜-6dB残した状態で書き出します。

書き出し前のチェックリスト

書き出し前に確認すべきポイントがあります。まず、マスターフェーダーがクリップしていないか。赤いメーターが点灯している場合は音量を下げてください。次に、不要なトラックがミュートされているか。テスト用のトラックが鳴りっぱなしになっていないか確認しましょう。

また、書き出し範囲が正しいかも重要です。曲の最後のリバーブやディレイのテール(残響)が途切れないよう、楽曲の終わりから2〜3秒余裕を持たせた範囲を設定しましょう。

ディザリングについて

24bitや32bitで制作した楽曲を16bitのWAVに書き出す場合、「ディザリング」という処理が必要です。ビット深度を下げる際に発生するデジタルノイズ(量子化歪み)を軽減するための処理で、ほとんどのDAWに搭載されています。

注意点として、ディザリングは最終段階で1回だけかけるものです。マスタリング工程がある場合は、マスタリング時にディザリングをかけるため、バウンス時にはディザリングをオフにしてください。

音楽制作のワークフロー
正しい書き出し設定は楽曲の品質を守る最後の重要工程です

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