「ウクレレを買ったけど、何を弾けばいいかわからない」「できるだけ簡単な曲から始めたい」——そんなウクレレ初心者の方のために、C・F・Gの3コードだけで弾ける名曲を中心に、最初に挑戦すべき10曲を厳選してご紹介します。コード進行やストロークパターンも曲ごとに解説しますので、この記事を見ながら実際に弾いてみてください。
まず覚えるべき3つのコード:C・F・G
ウクレレで最初に覚えるべきコードは、C、F、Gの3つです。この3コードだけで驚くほど多くの曲が弾けます。
Cコード
3弦の開放、2弦の開放、1弦の開放、4弦の3フレットを薬指で押さえます。最も基本的で簡単なコードです。ウクレレを手にしたら最初に覚えましょう。
Fコード
3弦の開放、2弦の1フレットを人差し指、1弦の開放、4弦の2フレットを中指。ギターのFコードと違い、ウクレレのFコードはとても簡単です。バレーコードではないので、初心者でもすぐに押さえられます。
Gコード(またはG7)
G7がより簡単なので、最初はG7から覚えるのもおすすめです。3弦の開放、2弦の1フレットを人差し指、1弦の2フレットを中指、4弦の開放。3本の指で押さえるGコードよりも簡単で、曲の中ではG7で代用できることが多いです。
初心者おすすめ曲10選
難易度別一覧
| 曲名 | アーティスト | 使用コード | 難易度 |
|---|---|---|---|
| きらきら星 | 童謡 | C, F, G7 | ★☆☆☆☆ |
| ハッピーバースデー | 童謡 | C, F, G7 | ★☆☆☆☆ |
| Stand By Me | Ben E. King | C, Am, F, G7 | ★★☆☆☆ |
| I’m Yours | Jason Mraz | C, G, Am, F | ★★☆☆☆ |
| カントリー・ロード | John Denver | C, F, G, Am | ★★☆☆☆ |
| チェリー | スピッツ | C, G, Am, F | ★★★☆☆ |
| マリーゴールド | あいみょん | C, G, Am, F, Em | ★★★☆☆ |
| Somewhere Over the Rainbow | Israel Kamakawiwo’ole | C, Em, Am, F, G | ★★★☆☆ |
| 海の声 | 浦島太郎(桐谷健太) | C, F, G, Am, Em | ★★★☆☆ |
| Let It Be | The Beatles | C, G, Am, F | ★★★☆☆ |
各曲の詳しい解説
1. きらきら星(難易度:★☆☆☆☆)
使用コード:C, F, G7
コード進行:C → C → F → C → F → C → G7 → C
誰もが知っている「きらきら星」は、ウクレレ初心者にとって最高のスタート曲です。使用コードはC、F、G7のたった3つ。コードチェンジのタイミングもゆっくりなので、初めてコードチェンジの練習をするのに最適です。
練習のコツ:まずはゆっくりと、各コードをしっかり鳴らすことを意識しましょう。コードチェンジが間に合わない場合は、テンポをさらに落として練習します。慣れてきたら、子どもと一緒に歌いながら弾いてみましょう。
2. ハッピーバースデー(難易度:★☆☆☆☆)
使用コード:C, F, G7
コード進行:C → G7 → G7 → C → C → F → C → G7 → C
家族や友人の誕生日にサプライズでウクレレ演奏——これだけでもウクレレを始めた価値があります。きらきら星と同じ3コードで弾けるので、きらきら星の次にぜひ挑戦してください。
練習のコツ:3拍子の曲なので、ストロークは「ダウン・ダウン・ダウン」のシンプルなパターンで十分です。歌いながら弾くと楽しさが倍増します。
3. Stand By Me(難易度:★★☆☆☆)
使用コード:C, Am, F, G7
コード進行:C → C → Am → Am → F → G7 → C → C
ウクレレで弾くと雰囲気抜群の名曲です。Amコードが加わりますが、Amはウクレレで最も簡単なコードの一つ(2弦の開放、1弦の開放、4弦の2フレットを中指)なので心配いりません。
練習のコツ:この曲はストロークよりも、ゆったりとしたアルペジオ(指で弦を一本ずつ弾く)で弾くと雰囲気が出ます。最初はストロークで練習し、慣れてきたらアルペジオに挑戦しましょう。
4. I’m Yours(難易度:★★☆☆☆)
使用コード:C, G, Am, F
コード進行:C → G → Am → F(繰り返し)
Jason Mrazの大ヒット曲は、ウクレレ定番中の定番です。4つのコードが延々と繰り返される構成なので、コード進行を覚えやすく、弾き語りの入門にぴったりです。
ストロークパターン:ダウン・ダウンアップ・アップ・ダウンアップ(D-DU-U-DU)のパターンが定番。最初はシンプルなダウンストロークから始めて、徐々にパターンを複雑にしていきましょう。
5. カントリー・ロード(難易度:★★☆☆☆)
使用コード:C, F, G, Am
コード進行:C → F → G → C → Am → F → C → G → C
ジブリ映画「耳をすませば」でもおなじみの名曲です。テンポが心地よく、ウクレレの温かい音色にぴったり合います。知名度が高いので、人前で弾いても盛り上がること間違いなしです。
練習のコツ:Gコードが最初は押さえにくいかもしれません。G7で代用しても十分に曲の雰囲気は出ますので、まずはG7で練習し、慣れてきたらGコードにチャレンジしましょう。
6. チェリー / スピッツ(難易度:★★★☆☆)
使用コード:C, G, Am, F
コード進行:C → G → Am → F → C → G → F → G → C
日本のポップスの中でもウクレレとの相性が抜群の名曲です。明るくポップなメロディーがウクレレの音色にマッチします。コードチェンジのテンポがやや速いので、前の曲で十分練習してから挑戦しましょう。
弾き語りのポイント:サビの部分は特にコードチェンジが多いです。歌に集中しすぎるとコードチェンジが遅れがちになるので、まずは伴奏だけ完璧にしてから歌を載せるのがおすすめです。
7. マリーゴールド / あいみょん(難易度:★★★☆☆)
使用コード:C, G, Am, F, Em
コード進行:C → G → Am → Em → F → C → F → G
あいみょんの代表曲は、ウクレレ弾き語りでも大人気です。Emコードが加わりますが、ウクレレのEmは比較的簡単です(4弦の開放、3弦の2フレット、2弦の3フレット、1弦の2フレットを押さえます)。
練習のコツ:この曲はテンポがちょうど良く、コードチェンジの練習にぴったりです。最初はテンポを落として練習し、スムーズにコードチェンジできるようになったら原曲のテンポに挑戦しましょう。
8. Somewhere Over the Rainbow(難易度:★★★☆☆)
使用コード:C, Em, Am, F, G
コード進行:C → Em → Am → F → C → F → C → G
ハワイの伝説的ミュージシャン、イズラエル・カマカヴィヴォオレのウクレレバージョンは世界中で愛されています。この曲を弾くためにウクレレを始めたという方も少なくありません。
練習のコツ:ゆったりとしたテンポなので、焦らず丁寧にコードを鳴らしましょう。ストロークは親指でゆっくりと弦をなでるように弾くと、原曲の雰囲気に近づきます。
9. 海の声 / 浦島太郎(桐谷健太)(難易度:★★★☆☆)
使用コード:C, F, G, Am, Em
コード進行:C → F → G → C → Am → Em → F → G
CMソングとして大ヒットしたこの曲は、もともとBEGINが作曲した三線の曲。ウクレレで弾くと三線のような温かい響きが再現できます。沖縄音楽の雰囲気を楽しめる一曲です。
弾き語りのポイント:サビの盛り上がりでストロークを強くし、Aメロでは優しく弾くと、抑揚のある演奏になります。
10. Let It Be / The Beatles(難易度:★★★☆☆)
使用コード:C, G, Am, F
コード進行:C → G → Am → F → C → G → F → C
世界で最も有名な曲の一つを、たった4コードで弾けます。ピアノの曲というイメージが強いですが、ウクレレで弾いても素晴らしい響きです。英語の弾き語りに挑戦する最初の曲としてもおすすめです。
練習のコツ:ゆっくりとしたテンポで、コードの響きを味わいながら弾きましょう。慣れてきたら、アルペジオとストロークを組み合わせたアレンジにも挑戦してみてください。
効率よく上達するための練習のコツ
1. 毎日5分でもウクレレに触る
週1回1時間よりも、毎日5分の方が上達します。ウクレレはすぐに手に取れる場所に置いておきましょう。ケースにしまい込むと触る頻度が激減します。
2. コードチェンジの練習を重点的に
初心者が最も苦労するのがコードチェンジです。2つのコードを交互に切り替える練習を、メトロノームに合わせて行いましょう。最初はゆっくり、確実に。
3. 好きな曲で練習する
退屈な練習曲ばかりではモチベーションが続きません。自分の好きな曲を弾くのが、最も楽しく長続きする練習法です。
4. 歌いながら弾く
ウクレレは弾き語り楽器の代表格です。歌いながら弾くことで、リズム感が自然と身につきます。最初は歌と演奏がバラバラになりますが、練習を続ければ自然と合うようになります。
ステップアップ曲の紹介
上の10曲が弾けるようになったら、以下の曲にも挑戦してみましょう。
- 「小さな恋のうた」MONGOL800:テンポが速く、コードチェンジの良い練習になる
- 「糸」中島みゆき:美しいメロディーで弾き語りの表現力を磨ける
- 「Riptide」Vance Joy:ウクレレ定番の洋楽。リズムパターンが楽しい
- 「花」中孝介:ソロウクレレへの入門曲としてもおすすめ
- 「Lemon」米津玄師:少し難しいコードが出てくるが、弾けるとカッコいい
もっと上手くなりたいならプロのレッスンがおすすめ
独学でこれらの曲が弾けるようになったら素晴らしいです。でも、「もっとカッコよく弾きたい」「ソロウクレレに挑戦したい」と思ったら、プロの講師に教わることで上達が加速します。独学では気づきにくいストロークの強弱、リズムの正確さ、ミュートのテクニックなどを、マンツーマンで指導してもらえます。
ウクレレは「始めたその日に1曲弾ける」楽器です。上の10曲リストを参考に、まずは簡単な曲から始めてみてください。コード3つで弾ける曲がこんなにあるのかと驚くはずです。もし独学で行き詰まったら、僕のレッスンでサポートしますよ。対面でもオンラインでもOKです!








