DTMを始めようとしているとき、「オーディオインターフェースって絶対に必要なの?」という疑問を持つ人は多いです。結論から言うと、PC内蔵のサウンドカードでも音楽は作れます。でも、ちゃんとした録音や正確なモニタリングをしたいなら、オーディオインターフェースはあったほうがいい。この記事では、DTM初心者がオーディオインターフェースを選ぶときのポイントと、おすすめの製品を紹介します。
なぜオーディオインターフェースが必要なのか
PC内蔵サウンドカードの問題点は3つあります。
① レイテンシー(遅延)が大きい
打ち込んだ音がリアルタイムで鳴らないと、演奏しながらの録音や音確認がやりにくくなります。オーディオインターフェースは専用ドライバー(ASIO/Core Audio)で低レイテンシーを実現します。
② ノイズが入りやすい
PC内部は電気ノイズの塊です。PCのマザーボード上のサウンドチップはその影響を受けやすく、録音するとノイズが乗りやすい。外部のオーディオインターフェースはこれを回避できます。
③ 入力系統が限られる
マイクやギターを直接つなぐXLR端子やTRS端子が、PC本体にはない場合がほとんど。オーディオインターフェースはこれらの入力に対応しています。
選ぶときに確認すべきスペック
入力チャンネル数
一人でDTM制作するだけなら1〜2チャンネルで十分。バンドで複数マイクを同時録音するなら4ch以上が必要になります。初心者は2in/2outで大丈夫です。
マイクプリアンプの品質
内蔵のプリアンプの質が録音音質に直結します。価格帯が上がるほど、一般的にプリアンプの質も上がります。
サンプルレート
44.1kHz・48kHz対応があれば十分。96kHzや192kHzは業務用途や特殊な用途向け。初心者は44.1kHzが使えれば問題ありません。
対応OS・ドライバー
Windows / Mac両対応か、使用しているDAWと相性問題がないかを確認してください。特にWindowsはASIOドライバー対応が重要です。
初心者におすすめの機種
Steinberg UR22C(約2万円)
定番中の定番。CubaseというDAWを作っているSteinberg製で、Cubaseとの親和性が高い。プリアンプの質が価格帯の中で優秀で、USB-C接続で安定しています。初心者から中級者まで長く使える信頼の一台。
Focusrite Scarlett Solo(約2万円)
世界で最も売れているオーディオインターフェースのひとつ。プリアンプが温かい音で、ボーカル録音に定評があります。初回購入者向けに多数のプラグインが付属するのも魅力。
Focusrite Scarlett 2i2(約2.5万円)
Soloの2チャンネル版。2本のマイクを同時に録れるので、弾き語りやバンドレコーディングにも対応できます。
MOTU M2(約2.5万円)
近年人気急上昇の機種。モニタリング精度が高く、ヘッドフォン出力が音楽的で聴きやすい。音質重視の人に向いています。
購入前に確認すること
- 自宅の録音環境:マイクを使う予定があるか
- PCのUSBポート:USB-AかUSB-Cか(変換アダプタで対応可能)
- ヘッドフォン派かスピーカー派か(ヘッドフォン出力の質も機種によって差がある)
DTMの機材は「とりあえずこれを買えば大丈夫」が存在する分野です。上の4機種のどれかを選べばまず間違いありません。迷ったらUR22CかScarlett 2i2を選ぶのが鉄板です。
機材を揃えたら、次は実際に曲を作る知識を身につけていきましょう。コアミュージックスクールのDTMコースでは、DAW操作から作曲・ミキシングまでを体系的に学べます。



