Cubaseを購入したけど、起動しても何をすればいいかわからない——DTM初心者が最初にぶつかる壁がこれです。マニュアルは分厚く、YouTube動画は断片的で、どこから手をつければいいのか迷ってしまう。
この記事では「Cubaseをインストールして最初の音を出すまで」を、手順を追ってわかりやすく解説します。難しい専門用語はなるべく避け、初心者が詰まりやすいポイントに絞って説明します。
ステップ1:インストールとライセンス認証
CubaseはSteingbergの公式サイトからダウンロードインストーラーを入手します。インストール後、Steinberg Activation Managerでライセンスを認証する必要があります。
以前はUSBドングル(eLicenser)が必要でしたが、Cubase 12以降はソフトウェアライセンスに移行しました。Steinberg IDを作成してMySteinbergにログインし、シリアルナンバーを入力すれば認証完了です。
インストール後に最初にやること:
- Steinberg Activation Managerを起動
- MySteinbergにログイン
- 「アクティベーション」タブでシリアルナンバーを入力
- Cubaseを起動して「Hub」画面が出れば成功
ステップ2:オーディオデバイスの設定
Cubaseで音を出すために、最も重要な設定が「オーディオデバイス」の選択です。これを間違えると音が出ません。
メニューから「スタジオ」→「スタジオ設定」を開き、「オーディオシステム」でASIOドライバーを選択します。
オーディオインターフェースを持っている場合
オーディオインターフェース(YAMAHAのAGシリーズ、FocusriteのScarlettシリーズなど)を持っていれば、そのドライバーを選択してください。音質・遅延(レイテンシー)の面で圧倒的に有利です。
オーディオインターフェースがない場合
Steinbergが提供する「ASIO4ALL」(Windows)か、Mac内蔵オーディオを使います。ASIO4ALLは無料でインターネットからダウンロードできます。パソコン本体のスピーカーやヘッドフォン端子で音を出す場合はこちらを選択してください。
よくある失敗:「Generic Low Latency ASIO Driver」を選んでも音が出ないケースがあります。その場合はASIO4ALLをインストールして設定し直してください。
ステップ3:プロジェクトの作成と最初のMIDIノート
「新規プロジェクト」を作成したら、最初のMIDI音を鳴らすまでの手順です。
- インストゥルメントトラックを追加:「プロジェクト」メニュー→「トラックを追加」→「インストゥルメント」
- 音源を選択:HALion Sonic SE(Cubase付属音源)を選ぶと手軽
- MIDIパートを作成:トラックの空き部分を鉛筆ツールでクリックしてドラッグ
- ピアノロールを開く:作成したパートをダブルクリック
- 音符を置く:鉛筆ツールでピアノロール上をクリック
- 再生する:スペースキーで再生。音が出れば成功!
Cubase初心者に嬉しい特有の機能
Cubaseには初心者が作曲を始めやすい機能が充実しています。
コードパッド
コードをワンクリックで鳴らせる機能です。コード理論がわからなくても、パッドを叩くだけでコードが入力できます。Cubase Artist以上で使用可能で、コード進行を試すのに非常に便利です。
スケールアシスタント
使用するスケール(音階)を設定すると、外れた音符を自動的に修正してくれます。「このキーで作っているのに変な音が入った」という問題を防いでくれます。Cubase Pro限定ですが、使える環境なら積極的に活用を。
VariAudio(ピッチ編集)
録音した歌声のピッチを音符単位で修正できる機能。Artist以上で使用可能(ProはフルAccess、Artistは一部制限あり)。歌を録音してDTMに組み込みたい方に便利な機能です。
まとめ:Cubaseで音を出すまでのチェックリスト
| 手順 | 確認ポイント |
|---|---|
| ライセンス認証 | Steinberg Activation ManagerでActiveになっているか |
| ASIOドライバー設定 | スタジオ設定で正しいドライバーが選ばれているか |
| 出力先の確認 | スタジオ設定→オーディオ接続でOutputが設定されているか |
| トラック作成 | インストゥルメントトラックに音源が読み込まれているか |
| 音符入力 | ピアノロールで音符を置いて再生できるか |
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