DAWの作業速度を上げたいなら、ショートカットキーを覚えるのが一番手っ取り早いです。マウスでメニューをたどる操作と、キーボード一発で完結する操作では、積み重なると数十分の差になります。
この記事では、Cubaseで特に使用頻度の高いショートカットを20個厳選して紹介します。カテゴリ別に分けているので、自分の苦手な操作から覚えていくのがおすすめです。
トランスポート(再生・録音)系
スペースキー:再生 / 停止
最も使うショートカット。これだけで手が止まる回数が大幅に減ります。
テンキー0(またはReturn):カーソルを先頭に戻す
曲頭に戻るときに毎回マウスを使っているなら、これで解決します。
テンキー*(アスタリスク):録音開始
Rキーも録音ショートカットとして機能します。ボーカルやギターを録るとき便利。
P:ループ範囲をロケーターに設定
選択範囲をループ再生範囲にすぐ設定できます。特定のセクションを繰り返し聴くときに必須。
ナビゲーション・ズーム系
G / H:タイムラインをズームイン / ズームアウト
細かい編集と全体像を交互に確認するときに頻繁に使います。
Shift+F:選択範囲にズームフィット
選択したクリップにぴったりズームします。特定のセクションを集中編集するときに便利。
Ctrl+左右矢印:カーソルをイベント境界へ移動
クリップの先頭・末尾にカーソルをジャンプさせられます。
編集系
Ctrl+D:イベントを複製
選択したクリップをすぐ後ろに複製します。繰り返しフレーズを増やすときに大活躍。
Ctrl+Z / Ctrl+Shift+Z:アンドゥ / リドゥ
基本ですが多用します。Cubaseはアンドゥ履歴が多いので安心して使えます。
X:クリップを分割(カット)
カーソル位置でクリップを分割します。「ハサミツール」に持ち替えなくて済むのが快適。
Delete / Backspace:選択イベントを削除
選択したノートやクリップをすぐ消せます。
Ctrl+A:全選択
トラック内すべてのイベントを選択。一括移動や一括削除に。
MIDIエディター系
Ctrl+E:キーエディターを開く
選択したMIDIクリップをキーエディター(ピアノロール)で開きます。
Q:クオンタイズ適用
選択したMIDIノートを設定したグリッドに揃えます。打ち込みの仕上げに欠かせません。
I:ベロシティを均一化
ノートのベロシティをすべて同じ値に揃えます。荒く打ち込んだ後の整理に使えます。
ミキシング系
F3:MixConsoleを開く / 閉じる
ミキサーの表示切り替え。プロジェクトウィンドウとミキサーを頻繁に行き来するときに便利。
W / R:オートメーション ライト / リード
オートメーションの書き込み・読み込みモードをキーボードで切り替えられます。
S:トラックをソロ
選択しているトラックをソロにします。特定のトラックだけを集中して聴くときに。
M:トラックをミュート
選択トラックをミュートします。ソロと組み合わせてセクション確認に使えます。
Ctrl+S:プロジェクトを保存
これは絶対に体に染み込ませてください。作業中は1〜2分に一度押す習慣をつけると、クラッシュ時の損失が最小限になります。
まずは5個から覚える
20個を一気に覚えようとすると逆に混乱します。まず「スペース・Ctrl+D・X・Q・Ctrl+S」の5個だけを今日の作業から意識的に使ってみてください。この5つだけでも作業効率がかなり変わるはずです。
ショートカットを含め、Cubaseの効率的な使い方を体系的に学びたい方はコアミュージックスクールのDTMコースも参考にしてみてください。プロの現場で使われているワークフローを実践的に学べます。



