EDMを作りたいけれど「ドロップで盛り上がらない」「ビルドアップが地味になる」と悩んでいませんか?EDMの命は、ビルドアップで期待値を最大化し、ドロップで一気に解放する展開設計にあります。川口駅徒歩2分のコアミュージックスクールでも、DTM初心者の生徒さんがEDM制作で最初につまずくのがこのビルドアップ→ドロップの設計です。この記事では、プロも実践している具体的な手順とテクニックを、初心者でも今日から使える形で徹底解説します。
EDMの基本構成を理解する
EDMは「期待を作って解放する」のサイクルで成り立っています。多くのEDM曲はイントロ → ビルドアップ → ブレイク → ドロップ → 第2ビルドアップ → 第2ドロップ → アウトロという構造を持ち、各セクションが明確な役割を果たしています。この構造を理解せずに音だけを並べても、EDM特有のカタルシスは生まれません。
各セクションの役割と長さの目安
イントロ(16〜32小節)はDJがミックスしやすいよう、キックとシンプルなパッドだけで構成されることが多いです。ビルドアップ(8〜16小節)はドロップに向かってテンションを上げるパート。ホワイトノイズの上昇、スネアロール、ピッチライズが定番要素です。ブレイク(1〜2小節)はドロップ直前の静寂。すべての音を瞬間的に止めることで、ドロップの衝撃を最大化します。ドロップ(16〜32小節)がEDMの主役で、ベース・リード・キックがフルパワーで鳴ります。
ビルドアップの作り方:4つの必須要素
ビルドアップは「上昇」「加速」「密度増加」の3軸を意識して作ります。具体的には次の4要素を組み合わせるのが王道です。
1. ホワイトノイズの上昇(ライザー)
ホワイトノイズにハイパスフィルターをかけ、フィルター周波数をオートメーションで徐々に上げていきます。8小節かけて100Hzから10kHzまで上昇させると、自然な「シャー」という上昇感が出ます。LFO TOOLやSerumのノイズプリセットを使うと簡単です。音量も同時に上げていくと効果的です。
2. スネアロールの段階的な細分化
4分→8分→16分→32分とスネアの刻みを段階的に細かくしていきます。最初の4小節は4分音符、次の2小節は8分、その次の1小節は16分、最後の0.5小節は32分という具合に、徐々にテンポ感を加速させていきます。これだけで聴き手の心拍数を上げることができます。
3. ピッチライズシンセ
シンセのピッチを徐々に上げていく要素です。Sub Oscillatorやリードシンセに、8小節かけて2〜3オクターブ上昇させるピッチオートメーションを書きます。Sylenth1やMassiveのプリセットには「Riser」と名前のついたものが多数収録されており、初心者でもすぐ使えます。
4. リバースシンバル&衝撃音
ドロップ着地点の8小節前から逆再生したシンバルを徐々にフェードインさせ、ドロップ直前で最大音量に達するように配置します。さらに、ドロップ直前の1小節にインパクト音(爆発音、Cinematic Boom系のサウンド)を1発入れると、ドロップ突入の合図になります。
ブレイクの効果的な使い方
ブレイクとはドロップ直前の「無音または極小音」の瞬間です。多くの初心者はこのブレイクを省略しがちですが、実はEDMの感動を作る最重要ポイントです。聴き手の脳は「音が止まった」瞬間に強い注意を払うため、その直後の爆発(ドロップ)が何倍にも大きく感じられます。
ブレイクの長さは0.5〜2拍が一般的です。Skrillexのようなブロステップでは1拍未満の短いブレイク、Tiestoのようなビッグルームでは2拍程度の長めのブレイクが使われます。ブレイク中にボーカルチョップを「Drop the bass!」のような短いフレーズで挿入すると、よりドラマティックな展開になります。
ドロップを盛り上げる音作りのコツ
ドロップで盛り上がらない原因は、ほぼ「音が小さい」「低音が薄い」「サイドチェインが弱い」のどれかです。それぞれ対処法があります。
サイドチェインコンプレッションの設定
キックドラムをトリガーにベースとパッドにサイドチェインをかけることで、キックが鳴る瞬間に他の音が一瞬下がる「ポンピング感」が生まれます。これがEDMの呼吸する感覚を作ります。アタック0.5ms、リリース150〜250ms、レシオ4:1〜10:1あたりから始めるのがおすすめです。LFO TOOLを使えば、より精密なサイドチェイン波形を作れます。
ベースの音作り
EDMドロップのベースは、サブベース(30〜80Hz)とミッドベース(100〜500Hz)の2層構造が基本です。サブベースはサイン波で低域を埋め、ミッドベースはサウチューロー系のシンセでアタックと存在感を出します。Serumの「Tearout」「Reese」系プリセットや、Massiveの「Wobble」プリセットが定番です。
リードシンセの選び方とミックス
ドロップのメインリードは「太く・前に出る音」が必須です。ノコギリ波(Saw)を3〜7枚重ねたSuper Sawサウンドが王道で、Sylenth1のSawプリセットや、SerumのSuper Sawがよく使われます。EQで2〜5kHz付近をブーストすると抜けが良くなり、コンプレッサーで音圧を稼げばさらに前に出ます。
ジャンル別の特徴とおすすめDAW
EDMと一口に言っても、ビッグルーム・フューチャーベース・ドラムンベース・トラップなど多様なサブジャンルがあります。サブジャンルによって最適なDAWやプラグインも変わります。
ジャンル別の特徴
ビッグルームはスーパーソウのリードと4つ打ちキックが特徴で、フェスのメインステージ向け。フューチャーベースは柔らかいシンセコードとピッチアップしたボーカルチョップが特徴。ドラムンベースは170BPM前後の高速ブレイクビートで、ベースの音作りが命。トラップは808ベース、半テンポのハイハットロール、ボーカルチョップが基本要素です。
初心者におすすめのDAW
EDM制作には無料DAWでも十分に始められます。Cakewalk by BandLab、LMMS、Tracktion Waveformなどが無料で使えます。本格的に始めるなら、Ableton LiveまたはFL Studioがおすすめ。Ableton Liveはセッションビューでアイデアを並列展開でき、FL Studioはピアノロールが直感的でメロディ制作が得意です。
EDM制作を体系的に学ぶには
EDMの作り方は独学でも学べますが、体系的に短期間で習得するなら専門講座やマンツーマンレッスンが効率的です。コアミュージックスクールでは、現役のプロ作曲家が川口駅徒歩2分の教室でDTM・作曲レッスンを行っており、EDMジャンルにも対応しています。Cubase・Logic・Studio One・Ableton Liveなど主要DAWに対応し、あなたの作りたい曲のスタイルに合わせて指導します。
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