カラーシングで有線イヤホンが必須な理由と選び方

ColorSing
カラーシングで有線イヤホンが必須な理由と選び方

この記事では、カラーシングの配信で有線イヤホンが必須とされる理由と、選ぶときに確認すべきポイントを解説します。「持っているワイヤレスイヤホンではダメなのか」「どんな端子のものを買えばいいのか」「片耳で使ってもいいのか」といった、始める前に必ずぶつかる疑問をまとめて片づけていきます。

結論:カラーシングの歌唱には有線イヤホンが必要

まず結論から。カラーシングでは、歌唱時にBluetooth(ワイヤレス)イヤホンを使用できません。有線イヤホンが必要です。

これは「有線のほうが望ましい」という推奨ではなく、仕様上そうなっているという話です。設定を変えれば使える、という類のものではありません。

近年はワイヤレスイヤホンが当たり前になっているので、ここでつまずく方が本当に多いです。カラーシングを始めようと思ったら、まず有線イヤホンを用意する。これを最初のチェック項目にしてください。

なぜワイヤレスではいけないのか

理由を知っておくと納得しやすいので、少し説明します。専門的な話は最小限にとどめます。

歌うという行為は「同時」が命

カラーシングは、カラオケ音源に合わせて歌う配信アプリです。歌う人は、伴奏を聴きながら、それに合わせて声を出すという作業をリアルタイムでおこなっています。

このとき、聴こえてくる伴奏がほんの少しでも遅れていたらどうなるでしょうか。歌っている本人は「合わせているつもり」でも、実際の音源とはずれてしまいます。ずれた歌をリスナーが聴くことになるわけです。

ワイヤレスは構造上どうしても遅れる

ワイヤレスイヤホンは、音のデータを電波で飛ばして、イヤホン側で音に戻しています。この一連の処理には、どうしても時間がかかります。この「遅れ」を遅延(レイテンシー)と呼びます。

音楽を聴くだけなら、多少の遅れは気になりません。しかし自分の声を伴奏に乗せる場面では、この遅れが直接ずれになって表れます。だから歌唱の用途では有線が求められる、というわけです。

ちなみに「低遅延」をうたうワイヤレス製品もありますが、カラーシングの仕様として歌唱時にBluetoothが使えない以上、性能の問題ではなく使えない、と理解してください。

必要な機材や始め方を、始める前に確認できる窓口があります。 質問できる内容と、連絡後の流れを見る →

そもそもイヤホンなしではダメなのか

「イヤホンを使わずスピーカーから伴奏を流せばいいのでは」と考える方もいます。技術的にどうかという話の前に、実際にやってみると分かりますが、これはうまくいきません。

  • 端末のスピーカーから出た伴奏を、同じ端末のマイクが拾ってしまう
  • 結果として音が二重になったり、ハウリング(キーンという音)が起きたりする
  • 自分の声が伴奏に埋もれて、音程が取りづらくなる

イヤホンをすることで、伴奏は自分の耳だけに届き、マイクは声だけを拾うという状態が作れます。これが配信で聴きやすい音になる基本です。

【公式】カラオケ選曲に必要な有線イヤホンマイク

公式FAQはBluetoothイヤホンでの配信を非推奨とし、Bluetooth接続中はカラオケ選曲ができないと案内しています。

Bluetoothイヤホンでの配信は非推奨となります。
また、イヤホンマイク等をBluetooth接続している状態で、カラオケ選曲をおこなうことはできません。
下記を参考に有線イヤホンマイク等の使用をご検討ください。

ColorSingでは、Bluetoothイヤホンをサポートしておりません。
選曲時に『
Bluetoothイヤホンの場合、歌とBGMに大きくズレが生じます。マイク付きの有線イヤホンを接続してください
』のダイアログが表示された場合は、Bluetoothイヤホンの接続を解除し、マイク付きの有線イヤホンを接続して再度選曲をお試しください。

歌配信をするLシンガーは、Bluetooth接続を解除し、マイク付きの有線イヤホンを接続してから選曲します。音を聞けるだけのイヤホンではなく、マイク付きであることまでが公式の案内です。

選曲時にBluetoothについてのダイアログが出た場合は、アプリを何度も操作する前に接続方式を確認します。機材をつないでも正常に使えないときは、公式FAQに従い、アクセサリーを一度すべて外してアプリ単体で動くかを切り分けてください。

有線イヤホンを選ぶときの確認ポイント

ここからは実際の選び方です。高価なものを買う必要はありません。確認すべきなのは、性能より「合うかどうか」です。

ポイント1:端子の形状が端末と合っているか

これが最重要です。iPhoneは世代によって端子が異なります。

端末の端子 必要なもの
Lightning Lightning対応の有線イヤホン、またはLightning変換アダプタ+一般的な有線イヤホン
USB-C USB-C対応の有線イヤホン、またはUSB-C変換アダプタ+一般的な有線イヤホン
3.5mmイヤホンジャックあり 一般的な有線イヤホンをそのまま挿せる

「有線イヤホンを買ったのに端末に挿せなかった」というのは、驚くほどよくある失敗です。買う前に、必ず自分の端末の端子を確認してください。設定画面ではなく、端末の底面を実際に見るのが確実です。

ポイント2:ケーブルの長さ

短すぎると、端末をスタンドに置いた状態で身体を動かせません。歌っているときは、思っているより身体が動きます。座って歌うのか、立って歌うのかを想像して、余裕のある長さを選んでください。

逆に長すぎると絡まりやすく、配信中にケーブルが服に引っかかって音が乱れることもあります。極端に短くも長くもない、という基準で十分です。

ポイント3:マイク付きかどうか

有線イヤホンには、ケーブルの途中に小さなマイクが付いているタイプと、付いていないタイプがあります。どちらを使うかで、声を拾う場所が変わります。

  • マイク付き:口元に近い位置で声を拾える。ただしケーブルが服に擦れる音を拾うことがある
  • マイクなし:端末側のマイクで声を拾う。端末の置き位置がそのまま音に影響する

どちらが正解ということはありません。実際に配信してみて、自分の声がどう聴こえるかを確認しながら決めるのがおすすめです。可能であれば、両方のパターンを試してみてください。

ポイント4:装着感

見落とされがちですが、これは長く続けるうえで大事です。1時間の配信で3〜6曲程度が公式の推奨バランスとされていますが、それだけの時間、耳に入れ続けることになります。耳が痛くなるイヤホンは、それだけで配信のハードルを上げます。

片耳で使ってもいいのか

「片耳だけ外して歌う」というスタイルの方は多くいます。両耳をふさぐと自分の生の声が聞こえにくくなり、音程が取りづらいと感じる人がいるためです。

片方を外せば、自分の声を直接聞きながら、もう片方の耳で伴奏を聴けます。歌いやすさは人によって違うので、両耳・片耳の両方を試して、自分が歌いやすいほうを選んでください。

ただし片耳運用の場合、外したイヤホンから漏れる伴奏の音がマイクに入らないよう、置き場所には気をつけましょう。

予備を1本持っておくと安心

有線イヤホンでもっとも多いトラブルが断線です。毎日抜き差しし、ケーブルを引っ張り、丸めて片づける。この繰り返しで、ケーブルは少しずつ傷んでいきます。

やっかいなのは、断線が「片方だけ音が出ない」「特定の角度でだけ途切れる」といった中途半端な形で現れることです。配信の最中にこれが起きると、対処しながら歌うのはかなり難しくなります。

そのため、同じ規格の有線イヤホンを予備としてもう1本持っておくことをおすすめします。高価なものである必要はありません。「今日は音がおかしい」と思ったときに差し替えられる、それだけで配信を止めずに済みます。

あわせて、ケーブルの扱い方も見直してみてください。端子の根元を引っ張って抜く癖がある方は、そこから傷みます。抜くときはプラグ部分を持つ。片づけるときはきつく巻きすぎない。この2つを守るだけで、寿命はずいぶん変わります。

やってはいけない使い方

NGな使い方 何が起きるか
ワイヤレスイヤホンで歌う そもそも歌唱時には使用できない
イヤホンなしでスピーカー再生 音の回り込みやハウリングが起きる
端子が合わないまま無理に挿す 端末やイヤホンの破損につながる
接触の悪いケーブルを使い続ける 配信中に音が途切れる。リスナーの離脱につながる
音量を上げすぎる 聴力への負担になる。長時間の配信ではとくに注意

最後の項目は健康の話です。伴奏に負けまいと音量を上げてしまいがちですが、耳は消耗品です。歌う人にとって耳は道具そのものなので、大切にしてください。

イヤホン以外の「音の質」を上げる工夫

イヤホンを変えても音が良くならない、というときは、たいてい原因が別にあります。お金をかけずにできることから見直してみてください。

  1. 部屋の環境……エアコンや家電の音は思っているより入ります。カーテンや家具がある部屋のほうが響きも落ち着きます
  2. 端末との距離……近すぎると声が割れ、遠すぎると細くなります。一定の距離を保てるようスタンドを使いましょう
  3. 通信環境……音が途切れる原因の多くは通信です。電波の弱い部屋で配信していないか確認を
  4. 歌い方そのもの……結局これが一番効きます。機材を買い替えるより、発声の癖を直すほうが変化は大きいです

機材全般については配信に必要な機材の記事にまとめています。

イヤホン以外にも先に確認しておきたい仕様

イヤホンでつまずく方は、たいてい他の仕様でもつまずきます。始める前に、次の点もあわせて確認しておいてください。

  • 配信はiOS(iPhone)のみ。Android端末では配信できません(視聴は可)
  • 深夜1:00〜1:30は配信できません
  • 利用は18歳以上。18歳未満は保護者同意があっても不可
  • サインインはLINEまたはAppleアカウント
  • 配信にはLシンガー審査の通過が必要

始めるまでの全体の流れはカラーシングの始め方で解説しています。顔出しをせずに活動したい方は声だけ配信の記事もあわせてどうぞ。

初配信の前に、必ずテストしておく

イヤホンを用意したら、本番の前に一度確認しておきたいことがあります。これをやっておくかどうかで、初配信の落ち着き方がまったく変わります。

  1. 端末にきちんと挿さり、認識されるか……挿しただけで音の出力先が切り替わるか確認します
  2. 伴奏が自分の耳に届くか……スピーカーから漏れていないかも一緒に見ておきます
  3. 自分の声がどう聴こえるか……可能なら短く録音して聴き返してみてください。自分の想像と実際の聴こえ方は、たいてい違います
  4. ケーブルが動きの邪魔にならないか……歌う姿勢のまま、身体を少し動かしてみます
  5. 長時間つけていて痛くならないか……30分ほどつけたままにしてみると分かります

とくに3番目は、遠回りに見えて一番効きます。リスナーが聴いているのは、自分の頭の中で響いている声ではなく、マイクを通った声だからです。ここを一度確認しておくだけで、直すべきポイントがはっきりします。

買う前に聞いてしまうのが早い

イヤホンひとつでも、端子・長さ・マイクの有無と確認事項があります。買ってから使えないと分かるのが一番もったいないので、迷ったら先に聞いてしまうのが確実です。

ColorSing公認事務所のコアミュは、2011年から続く音楽教室が母体で、現役のボイストレーナーが在籍しています。手数料0%、入会金・月会費なし、ノルマなし。18歳以上なら年齢の上限はなく、全国どこからでもオンラインで所属できます。相談窓口はLINEです。

イヤホン使用時に自分の声が聞き取りにくい場合は、カラーシングで自分の声が聞こえない・リスナーに届かないときの確認で原因別に確認できます。

マイクなしの有線イヤホンを使う場合は、カラーシングはマイクなしでも配信できる?できることとできないことで端末の置き方まで確認できます。

イヤホン側の設定とあわせてカラーシングのノイズキャンセリング設定|オンとオフの使い分けも確認してください。

よくある質問

ワイヤレスイヤホンは完全に使えないのですか?

歌唱時には使用できません。細かい挙動や例外については公式FAQでご確認ください。いずれにせよ、有線イヤホンを1本用意しておけば迷う場面がなくなります。

高いイヤホンのほうが有利ですか?

価格と配信の結果が比例するとは限りません。まずは端子が合っていて、断線しておらず、長時間つけても痛くないもの。この3つを満たしていれば十分に始められます。

変換アダプタを使っても大丈夫ですか?

一般的には使われている方法ですが、アダプタの品質によっては音が途切れたり、認識されなかったりすることがあります。本番の配信前に、必ず一度テストしてください。

充電しながら有線イヤホンを使えますか?

端末の端子がひとつしかない場合、充電と有線イヤホンを同時に使うには対応したアダプタが必要になります。長時間の配信を予定している方は、事前に確認しておきましょう。

まとめ

  • カラーシングの歌唱時にBluetoothイヤホンは使えない。有線イヤホンが必須
  • 理由は、伴奏に声を合わせる歌唱では音の遅れが致命的になるため
  • イヤホンなしのスピーカー再生は、音の回り込みやハウリングの原因になる
  • 選ぶときは端子の形状を最優先で確認(Lightning / USB-C / 3.5mm)
  • ケーブルの長さ、マイクの有無、装着感もあわせてチェック
  • 片耳・両耳は好みで選んでよい。両方試すのがおすすめ
  • 音量の上げすぎは耳への負担になるので注意
  • 配信はiOSのみ深夜1:00〜1:30は配信不可という仕様もあわせて確認を

対応状況や仕様は変更されることがあります。最新の条件は公式FAQでご確認ください。

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