ColorSing(カラーシング)の機材は何が必要?まず2,980円のイヤホン1本でいい理由をボイトレ講師が解説

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ColorSing(カラーシング)の機材は何が必要?まず2,980円のイヤホン1本でいい理由をボイトレ講師が解説

「歌配信を始めてみたい。でも、機材って何を買えばいいんだろう」

ColorSing(カラーシング)を始めようとして、最初にここで止まってしまう方がとても多いです。調べてみると「オーディオインターフェースは必須」「マイクは1万円以上のものを」といった記事が出てきて、気づけば総額6万円の買い物リストができあがっている。それを見て、始めるのをやめてしまう。

実際、当事務所に所属するメンバーも、最初につまずいたのはここでした。

先に結論をお伝えします。ColorSingを始めるのに必要なのは、2,980円のイヤホン1本だけです。 オーディオインターフェースもコンデンサーマイクも、最初はいりません。

この記事では、ColorSing公式が定めている仕様を根拠に、「本当に必要なもの」と「まだ買わなくていいもの」をはっきり分けてお伝えします。そのうえで、いずれ機材を増やしたくなったときのために、オーディオインターフェースが本当に必要になる条件も、声の面から解説します。

アプリの登録から初配信までの流れはColorSingの始め方で解説しています。あわせてご覧ください。

この記事は、コアミュージックスクールのボーカル講師・奥津ユキ(ボーカル/ピアノ/サックス/フルート/DTM)の監修のもと作成しています。

結論:マイク付きの「有線」イヤホン1本あれば配信できます

ColorSingで歌配信をするために、公式が求めている機材はひとつだけです。

ColorSing公式FAQには、こう書かれています。

配信中の場合、選曲時および歌唱時に、Bluetoothイヤホンをご利用いただくことはできません。Bluetoothイヤホンの接続を解除し、マイク付きの有線イヤホンを接続してください。
(ColorSing公式FAQ「カラオケ」より)

つまり必要なのは、マイクが付いていて、線でつながるイヤホン。これだけです。

逆に言うと、AirPodsのようなワイヤレスイヤホンでは歌えません。曲を選ぶ画面すら操作できないので、「配信は始められたのに曲が選べない」という状態になります。これがColorSingで最初につまずく人が一番多いポイントです。

理由は音質ではなく遅延(歌とBGMのズレ)です。公式の選曲時のダイアログにも「Bluetoothイヤホンの場合、歌とBGMに大きくズレが生じます」と表示されます。ColorSingで使えるイヤホンについては、専用の記事でさらに詳しくまとめています。

そして重要なのは、マイク付きの有線イヤホンなら、それ1本でマイクの役割も果たすということ。別途マイクを買う必要はありません。

【iPhone世代別】あなたが買うべきイヤホン早見表

ColorSingの配信はiPhone(iOS)専用です。Androidでは配信できません(視聴は可能です)。タブレット類も公式の推奨外なので、iPadでの配信は想定しないでください。

そのうえで、お手持ちのiPhoneの差込口を見てください。世代によって形が違うので、合う方を選びます。

お使いのiPhone 差込口 買うもの 価格
iPhone 15 / 16 / 16e / 17 / 17e / iPhone Air USB-C EarPods(USB-C)(型番 MYQY3FE/A) 2,980円
iPhone 14 以前 Lightning EarPods(Lightningコネクタ) 2,980円
iPhone SE(第3世代) Lightning EarPods(Lightningコネクタ) 2,980円

(価格はApple公式サイトの2026年8月時点のものです)

ここは間違えやすいので、もう一度書きます。 「iPhone 15以降はUSB-C」とだけ覚えていると、取りこぼす機種があります。iPhone SE(第3世代)は2022年発売の比較的新しい機種ですが、端子はLightningです。 正しくは「iPhone 15以降はUSB-C(SEシリーズを除く)/iPhone 14以前とiPhone SE(第3世代)はLightning」と覚えてください。

Apple純正のEarPodsは、USB-C・Lightning・3.5mmの3種類がすべて同じ2,980円で販売されています。変換アダプタは必要ありません。 iPhoneに直接挿せます。

必ずしもApple純正である必要はありませんが、ColorSing公式FAQが接続例として名前を挙げているのがApple EarPodsなので、迷ったら純正を選ぶのが確実です。

なぜ「変換アダプタ不要」が大事なのか

ネット上の情報を見ていると、「Lightning – 3.5mmヘッドフォンジャックアダプタ」を買って、手持ちのイヤホンを挿す、という方法を勧めているものがあります。

しかし2026年8月時点で、このLightning用のアダプタはApple公式ストアでは現在取り扱いがなく、USB-C版(1,480円)のみが販売されています。サードパーティ製を探すことになり、製品によっては動作が安定しません。

はじめから端子の合ったイヤホンを買ったほうが、安く、確実です。

必要な機材や始め方を、始める前に確認できる窓口があります。 質問できる内容と、連絡後の流れを見る →

予算別・機材の全体像(0円 → 約4.5万円)

「いつかはいい機材を」と考えている方のために、全体像を先にお見せします。上に行くほど良い、という話ではありません。 自分がどこにいるかを確認するための地図として見てください。

段階 予算 内容 こんな人に
STEP 0 0円 手持ちのマイク付き有線イヤホン まず試したい
STEP 1 2,980円 EarPods(純正) これから始める人。ここで十分
STEP 2 約8,000〜10,000円 USBマイク(FIFINE K658など) 音質を上げたくなったら
STEP 3 約4.5万円 オーディオインターフェース+コンデンサーマイク 弾き語り・本格志向

ほとんどの方は、STEP 1で止まって問題ありません。 そして実際、止まったほうがいいです。理由は後ほど説明します。

STEP 0:まず0円で試してみる

もし家に「マイク付きの有線イヤホン」がすでにあるなら、それで今日から配信できます。

確認するポイントは3つです。

  • 線でつながっているか(ワイヤレスは不可)
  • マイクが付いているか(コードの途中に小さなリモコンや突起があればマイク付きです)
  • iPhoneの差込口に合うか

3番目が合わない場合だけ、次のSTEP 1に進んでください。

STEP 1:2,980円のEarPodsを買う(おすすめの出発点)

ここが実質的なスタートラインです。

Apple純正EarPodsを勧める理由は3つあります。

① ColorSing公式が名前を挙げている

公式FAQの接続例に登場する製品なので、動作の確実性が高いです。

② マイクとイヤホンが1本にまとまっている

ColorSingは歌いながら自分の声を返して聞く(モニターする)仕組みなので、「マイク」と「イヤホン」が同時に必要です。EarPodsはこれが1本で完結します。

③ 変換アダプタがいらない

端子ごとに製品が用意されているので、余計な出費と故障の原因が増えません。

「安すぎて音が悪いのでは」と心配される方もいますが、リスナーに届く音質は、機材よりも歌そのものと部屋の環境のほうが影響が大きいというのが講師としての実感です。まずは配信を始めて、慣れることを優先してください。

STEP 2:音質を上げたくなったら(約8,000〜10,000円)

しばらく配信を続けて、「もっといい声で届けたい」と感じたら、次はマイクです。

この段階で候補になるのが、FIFINE K658(USBダイナミックマイク)です。価格は約8,000〜10,000円(2026年8月時点のAmazon実売・変動あり)。ColorSing公式FAQでも「Apple純正カメラアダプタ + FIFINE K658」という組み合わせが接続例として扱われています。

このマイクが歌配信に向いている理由は、本体にイヤホン端子(3.5mm・リアルタイムモニター)が付いている点です。マイクとイヤホンを1台にまとめられるので、「マイクとイヤホンを同時にiPhoneへつなぐ」という初心者最大の難所を回避できます。

また、K658はダイナミックマイクです。コンデンサーマイクに比べて周囲の生活音を拾いにくいので、自宅配信、特に集合住宅では扱いやすいという利点があります。

注意点: iPhone 14以前・iPhone SE(第3世代)のLightning機種では、接続に「Lightning – USB 3カメラアダプタ」(Apple純正・7,480円)が別途必要になります。マイク本体と同じくらいの出費が上乗せされることもあるので、購入前に自分のiPhoneの端子を確認してください。

ここから先は、いま読まなくて大丈夫です

ここまでで、始めるために必要な買い物は終わりです。端子の合うEarPodsが1本あれば配信できます。

この先には、オーディオインターフェースや給電の話が出てきます。専門用語が続くので、「いま自分に必要か分からない」と感じたら、読み飛ばして構いません。必要になるのは、実際に配信してみて「音が割れる」「声が小さすぎる」と感じてからです。

目安はこうです。

  • まだ配信していない → ここで読むのをやめて大丈夫です
  • 配信してみたが、音に不満がある → この先が役に立ちます
  • 弾き語りをしたい/BGMを別で流したい → この先が必要です

STEP 3:本格構成(約4.5万円)※ただし、急がないでください

いわゆる「配信者らしい機材」がこの段階です。

  • YAMAHA AG03MK2(ミキサー/オーディオインターフェース)実売24,800円前後
  • audio-technica AT2020(コンデンサーマイク)実売11,500円前後
  • Lightning – USB 3カメラアダプタ 7,480円、USB電源アダプタ、ケーブル類

合計でおよそ4.5万円です。

なお、AG03MK2とAT2020の価格は、いずれも価格比較サイトの実売最安値を参考にしたものです(2026年8月時点・変動あり)。 ヤマハもオーディオテクニカもこれらの製品はオープン価格で、メーカーの定価が存在しません。実店舗やタイミングによって金額は上下します。

ネット上の機材記事の多くは、いきなりこの構成を勧めています。しかし、この構成を勧める記事には、3つの重要な事実が書かれていません。

事実①:公式が動作確認しているのは、生産完了した「無印AG03」

ColorSing公式FAQには「AG03での音量調整・声の返し・接続」という専用ページがあります。とても丁寧な解説なのですが、ここで扱われているのは無印のAG03で、この機種はすでに生産を終了しています

いま店頭で買えるのは後継のAG03MK2です。念のためはっきり書きますが、ColorSing公式FAQが動作確認しているのは生産完了した無印AG03であって、現行のAG03MK2ではありません。 AG03MK2は公式の動作確認リストに載っていない機種です(実際に使えている方はいます)。

そもそも公式FAQには、イヤホンマイク・スピーカー・ミキサー等のアクセサリー起因の不具合はサポート対象外で、動作確認済みのものも「動作を保証するものではない」と明記されています。この点は理解したうえで購入してください。

事実②:AG03MK2の電源は「2階建て」になっている

ここが一番誤解されているところです。「カメラアダプタをつなげば、そこからAG03に電源が供給される」と書かれた解説を見かけますが、これは誤りです。

ヤマハ公式マニュアルには「iPhone/iPadとの接続には外部からの電力供給が必要です」と書かれています。この「電力供給」は、次のように2系統に分かれていると考えてください。

  • 1階:iPhone側の電源 — iPhoneとAG03MK2は「Lightning – USB 3カメラアダプタ」でつなぎます。アダプタのUSB-A端子をAG03MK2のUSB端子へ、アダプタのLightning端子にはUSB電源をつなぎます。ここでつなぐ電源は、あくまでiPhone本体を充電するためのものです。
  • 2階:AG03MK2本体の電源 — AG03MK2を動かす電気は、上とは別に必要です。本体の[5V DC IN]USB端子に、市販のUSB電源アダプタ、またはUSBモバイルバッテリー(5V 1A以上)をつなぎます。

整理すると、こうなります。

  • iPhone → カメラアダプタ → AG03MK2のUSB端子(音声のやりとり)
  • カメラアダプタのLightning端子 → USB電源(iPhoneの充電)
  • AG03MK2の[5V DC IN] → USB電源アダプタ/モバイルバッテリー(AG03MK2そのものの駆動)

つまり、電源は2口ぶん用意する必要があります。 「カメラアダプタ1本で全部まかなえる」と思って買うと、机の上で行き詰まります。

事実③:iPhone 15以降向けの公式接続ガイドが存在しない

これがより深刻です。

ColorSing公式が示している接続手順は、すべて「Lightning端子 + Apple純正カメラアダプタ」を前提に書かれています。iPhone 15以降のUSB-C世代について、公式は接続方法を案内していません。

Apple純正の「USB-C – USBアダプタ」(2,980円)は存在しますが、こちらには電源を供給する口がありません(接続はUSB-Cのみ)。先ほどの「2階建て」でいえば1階部分の給電経路が変わることになり、この構成で問題なく動くかどうかは公式に記載がなく、未確認です。

つまり、iPhone 15以降をお使いの方が、いま4.5万円の機材構成に踏み切るのはリスクがあります。 動くかどうかを自分で検証する覚悟が必要な段階です。

当事務所(コアミュ)では、この構成を検討しているメンバーには必ず事前に相談してもらっています。PCを使ったOBS配信まで視野に入れている方は、ColorSingのOBS配信とAG03もあわせて確認してください。

【図解】AG03MK2は、電源が2つ必要です

文章だけでは分かりにくいところなので、図にしました。「カメラアダプタが電源も供給してくれる」と考えてしまうと、ここで必ず行き詰まります。

AG03MK2とiPhoneの接続図。音声のやりとりの線と、iPhone充電用・AG03MK2駆動用の2つの電源の線を分けて示した図

必要な電源は、iPhone本体を充電するものと、AG03MK2そのものを動かすものの2つです。ヤマハ公式のユーザーガイドにも「iPhone / iPad との接続には外部からの電力供給が必要です」と明記されており、[5V DC IN]端子には市販のUSB電源アダプタまたはUSBモバイルバッテリー(5V 1A以上)をつなぎます。ケーブルの本数だけ見ると多く感じますが、役割で分ければ迷いません。接続の詳細はAG03MK2とiPhoneの接続をヤマハ公式仕様で解説、必要なアダプタとケーブルは変換アダプタは必要?にまとめています。

オーディオインターフェースは、結局必要なのか?

ここが一番知りたいところだと思います。ネット上では「必ず必要」と書いている記事と「まず不要」と書いている記事が正反対に並んでいて、判断できません。

まず事実として、ColorSing公式FAQに「オーディオインターフェースが必須」という記述はどこにもありません。 公式が明確に推奨しているのは、PCを使うOBS配信の場合だけです。

そのうえで、声を教える立場から必要になる条件を挙げます。以下に当てはまらないなら、当面は不要です。

条件1:声量が大きく、音が割れてしまう

しっかり声が出る方の場合、イヤホンマイクやスマホ内蔵マイクでは入力が飽和して、サビで音が割れることがあります(クリッピング)。歌が上手い方ほど起きやすい現象です。

オーディオインターフェースには入力の大きさを調整するつまみ(ゲイン)があるので、これで解決できます。「サビで音が割れる」と言われたことがあるなら、検討する価値があります。

条件2:息の成分が多い声質で、音量が上がらない

逆に、息を多く含んだ柔らかい声質の方は、入力レベルが足りず、音量を上げると同時に部屋のノイズまで大きくなってしまうことがあります。

この場合、質の良いマイクプリアンプを通すことで、ノイズを抑えたまま必要な音量を確保できます。

条件3:弾き語りをしたい

ギターやピアノを同時に配信に乗せる場合は、入力が2系統以上必要になるため、オーディオインターフェースが実質必須です。

条件4:BGMや効果音を別で流したい

雑談時にBGMを流す、といった運用をしたい場合も、ミキサー機能が必要になります。

逆に、以下の場合は不要です

  • 普通の声量で、割れも音量不足も起きていない
  • 歌のみ(弾き語りをしない)
  • 自分の声とカラオケ音源だけで配信している

これが大多数の方です。「なんとなく良さそうだから」で4.5万円を投じる必要は、まったくありません。

もうひとつ、あまり知られていない副作用があります。オーディオインターフェース経由でアプリの音を入力すると、ガイド音量を上げたぶんがそのままリスナーにも聞こえてしまいます。使わない構成なら、ガイド音は自分にしか聞こえません。「機材を足したほうがきれいに聞こえるはず」とは限らない、ということです。

【図解】音は2系統あります

設定でつまずく方のほとんどは、つまみの位置ではなく「そのつまみが、どっちの音に効くのか」で迷っています。ここも図にしました。

ColorSingの音の流れ図。リスナーに届く音と、自分のイヤホンに返ってくる音が別経路であることを示した図

①リスナーに届く音と、②自分のイヤホンに返ってくる音は、別の経路をたどります。ボーカル音量を0にすると止まるのは①だけなので、「自分には聞こえているのに、リスナーには声が届いていない」という状態が起こります。ミキサーを使う場合に「AG03側のモニターミュートをON+アプリ側の声の返しをON」が公式の案内になっているのも、この2系統が二重に重ならないようにするためです。

配信前に確認したい、公式仕様の設定4つ

機材を揃えても、設定でつまずくと音が届きません。公式FAQに書かれている、見落としやすい設定をまとめます。カラオケ画面そのものの使い方はColorSingのカラオケ機能で解説しています。

①「その他詳細設定」が表示されない

カラオケリモコンパネルの「その他詳細設定」は、イヤホンを接続していないと表示されません。設定が見つからないときは、まずイヤホンを挿してください。

② ノイズキャンセリングは初期設定でオン

「その他詳細設定」の中にあるノイズキャンセリングは、初期状態でオンになっています。生活音を抑えてくれる便利な機能ですが、歌声の細かいニュアンスまで削られることがあります。

歌ってみて「なんだか自分の声じゃないみたい」と感じたら、一度オフにして聴き比べてみてください。オーディオインターフェース経由の外部音源はノイズキャンセリングに誤って処理される可能性があるので、機材を足している方はとくに確認する価値があります。

③ ボーカル音量が0だと、リスナーに声が届かない

カラオケリモコンパネルの「ボーカル音量」が0になっていると、自分のイヤホンには声が聞こえていても、リスナーには届いていません。公式FAQでも注意喚起されている項目です。

④ 深夜1:00〜1:30は配信できない

メンテナンス時間のため、この時間帯は配信できません。夜型の方はご注意ください。

つまずきポイントQ&A(オーディオインターフェース編)

AG03を使う場合の、公式FAQに書かれた注意点です。ここを知らずにハマる方が多いところです。

Q. AG03をつないだのに、まったく反応しない

A. ケーブルを挿す口が違う可能性が高いです。AG03には差込口が2つあり、microUSB(薄い方)が電源USB2.0(正方形に近い方)をiPhoneのカメラアダプタへつなぎます。公式FAQにも「薄い方ではなく、正方形に近い方をiPhoneのアダプタに挿さないと動かない」と明記されています。

Q. ちゃんと接続できているか、どう確認する?

A. iPhoneの音量ボタンで音量が変えられなくなっていれば、正しく接続されています。 コントロールセンターの音量が最大でスライドできない状態が、接続できているサインです。逆に音量ボタンが効くなら、つながっていません。

Q. 接続はしたのに音が小さい/BGMが端末から垂れ流しになる

A. 接続不良のサインです。カメラアダプタにLightningケーブルを挿して、iPhoneが充電されている状態にしてください。給電されていないと接続が不安定になります。なお、これはあくまでiPhone側の給電です。AG03MK2本体の電源は[5V DC IN]から別途とる必要があるので、混同しないでください。

Q. 自分の声が大きく聞こえすぎて、バランスがわからない

A. 公式は、AG03側のモニターミュートをオンにして、アプリ側の「自分の声の返し」をオンにすることを推奨しています。逆にすると自分の声だけが大きく返ってきて、リスナーに届いている音量バランスがわからなくなります。

顔出しするなら:照明・スタンド・部屋のこと

ColorSingは、リーグ帯が「性別×顔出し/声だけ」の4部門に分かれています。つまり照明やスタンドを買うかどうかより先に、どちらで活動するかを決めるほうが早いのです。声だけで活動するなら、照明の出番はそもそもありません(声だけ配信とは)。

照明は「買う前にできること」から

顔が暗く映る原因は、明るさが足りないことより光の向きであることがほとんどです。背中側に窓や照明があると、どれだけ明るい部屋でも顔は暗くなります。まずは光源が自分の正面に来る位置に座り直してみてください。それでも暗い場合に、はじめて照明を検討すれば間に合います。

スタンドは「目の高さ」と「手が届く」で選ぶ

ColorSingは、配信中にカラオケの選曲操作をします。そのため置き場所は、目の高さに近く、座ったまま手が届くことの両方を満たす必要があります。さらにColorSingは有線イヤホンが必須なので、ケーブルの長さが、そのままスマホを置ける範囲を決めます。短いケーブルでスマホの位置が下がると、画面を見るためにあごが下がり、首の前側が縮みます。この姿勢は高い音が出しにくく、声も細くなりやすい状態です。機材の話に見えて、これは声の話でもあります。

部屋の反響は、買い物より先に「向き」で減らせる

歌は話し声より響きが乗ります。硬い壁に正面から向かって歌うと、跳ね返った自分の声がマイクに戻り、輪郭のぼやけた音になりがちです。カーテンや布のある側を向く、床が硬い部屋ならラグを1枚敷く。吸音材を買うのは、これらを試してからで十分です。

よくある質問

Q. スマホだけで配信できますか?

A. 曲を選ぶ・歌う場面ではマイク付きの有線イヤホンが必要です。裏を返せば、イヤホン1本あればスマホだけで配信できます。パソコンは不要です。

Q. Androidスマホでも配信できますか?

A. 配信はiPhone(iOS)のみです。視聴はAndroidでも可能です。タブレット類は公式の推奨外です。

Q. コンデンサーマイクとダイナミックマイク、どちらがいいですか?

A. 自宅配信、特に集合住宅ではダイナミックマイクのほうが扱いやすいです。コンデンサーマイクは感度が高く、生活音やエアコンの音まで拾ってしまいます。「良い音」の前に「余計な音が入らない」ことを優先してください。

Q. 全部そろえるといくらかかりますか?

A. 最低限なら2,980円です。ネットで見かける「総額6万円」は、弾き語りや本格志向の方向けの構成で、歌うだけなら不要です。

Q. 機材を買えば歌がうまく聞こえますか?

A. 正直にお答えすると、限定的です。機材が改善するのは「音の届き方」であって、音程やリズム、声の響きそのものではありません。機材でごまかせる範囲は思ったより狭い、というのが講師としての実感です。まずは2,980円で始めて、浮いたぶんを練習の時間に使うほうが、リスナーに届く変化は大きくなります。

この記事の確認条件

機材は、端末・OS・型番・ケーブル・電源の条件が変わると結果も変わります。どこまで確かめたものかを開示しておきます。

項目 内容
確認日 2026年8月14日
仕様の出典 ColorSing公式FAQ(アクセサリー/AG03/推奨環境)、ヤマハ公式ユーザーガイド(AG03MK2・AG06MK2)
価格・型番の出典 Apple公式ストアで確認(2026年8月時点)。オーディオ機器はオープン価格のため実売の参考値です
実際の配信で使っている構成 iPhone+マイク付き有線イヤホン(当事務所の所属シンガーが実際に配信している構成です)
確認できていない範囲 現行のAG03MK2とUSB-C世代iPhoneの組み合わせは、私たちも実機で確認できていません。ColorSing公式・ヤマハ公式のどちらにも該当する記載がないため、この記事では「必ずつながる」とは書いていません

次に読む記事(いまの状況から選んでください)

機材の話は、人によって「次に知りたいこと」がまったく違います。全員に同じ順番で読ませても意味がないので、状況別に並べました。

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カラオケ機器につないで配信したい方はカラーシングのHDMI接続モードとは?対応機器・接続手順・注意点を解説をご覧ください。

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配信を振り返る方法はカラーシングは画面録画できる?音が乱れるときの対処法で解説しています。

まとめ:まず2,980円。それ以上は、必要になってからで間に合います

  • ColorSingに必要な機材は、マイク付きの有線イヤホン1本(公式仕様)
  • iPhoneの端子に合わせて、EarPods 2,980円を選べば変換アダプタも不要。iPhone SE(第3世代)はLightningなので要注意
  • マイクに進むならFIFINE K658(約8,000〜10,000円)。Lightning機種はカメラアダプタ7,480円が上乗せになる
  • オーディオインターフェースが必要になるのは、声量が大きい/息の多い声質/弾き語り/BGM運用のいずれかに当てはまるとき
  • AG03MK2は電源が2階建て。iPhoneの充電とAG03MK2本体の駆動は別物
  • iPhone 15以降の方は、高額機材の前に一度立ち止まってください(公式の接続ガイドがまだありません)

機材で止まってしまうのは、本当にもったいないです。歌える環境は、思っているよりずっと安く整います。判断に迷ったら、コアミュで機材の相談だけでも受け付けています。

監修

奥津ユキ(コアミュージックスクール講師)
ボーカル・ピアノ・サックス・フルート・DTM(Logic)を担当。

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