スラップ(チョッパー)は、ベースの最もカッコいいテクニックの一つ。「パキッ」という派手な音は、一度聴いたら誰もが憧れます。
「難しそう…」と感じるかもしれませんが、基本の動きは2つだけ。正しい手順で練習すれば、初心者でもスラップの基本は習得できます。
スラップの基本:サムとプル
スラップは「サム(Thumb)」と「プル(Pull)」の2つの動きの組み合わせです。
| テクニック | 動き | 音の特徴 |
|---|---|---|
| サム | 親指で弦を叩く | 低音の「ドン」「バン」 |
| プル | 人差し指or中指で弦を引っ張ってはじく | 高音の「パキッ」「ペチッ」 |
サムの練習方法
正しいフォーム
- 親指の関節の横の骨の部分で弦を叩く(指先ではない)
- 手首を回転させる動きで叩く(腕全体を振らない)
- 弦を叩いたらすぐに離す(押しつけない)
練習ステップ
- まず3弦(A弦)だけをサムで叩く練習。均等な音量で8回連続
- 4弦(E弦)でも同様に練習
- 4弦 → 3弦を交互に叩く
プルの練習方法
正しいフォーム
- 人差し指の第一関節あたりを弦の下に引っ掛ける
- 指を引き上げて弦をはじく(引っ張りすぎない)
- 弦がフレットに当たって「パキッ」と鳴ればOK
練習ステップ
- 2弦(D弦)だけをプルで8回連続
- 1弦(G弦)でも同様に
- プルだけでリズムパターンを弾く
サム+プルの組み合わせ
基本パターンは「サム → プル → サム → プル」の繰り返し。
- 4弦サム → 2弦プル → 4弦サム → 2弦プル(ゆっくりBPM60で)
- 安定したらBPMを少しずつ上げる
- 3弦サム → 1弦プルのパターンも練習

野口 悟(Eg・Ag・ウクレレ・DTM(logic)/作曲技法・音楽理論担当)スラップで一番大事なのは脱力。力を入れて叩くと音がつぶれます。手首のスナップで軽く叩くイメージ。最初は音が小さくても気にしないで、フォームを固めることに集中してください。
初心者がやりがちなNG
NG1. 力で叩こうとする
スラップは力の強さではなくスピードとフォームで音を出します。力むと音が悪くなるだけでなく、手首を痛める原因にもなります。
NG2. ミュートを怠る
スラップは余計な弦も鳴りやすいテクニック。使わない弦を左手でミュートするのを忘れずに。
スラップで弾ける有名曲
- Higher Ground / Red Hot Chili Peppers(入門)
- Fly Away / Lenny Kravitz(初級)
- Thank You / Sly & The Family Stone(中級)
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