DTMで楽曲が完成したら、次はボーカルを録音したいと思いますよね。自宅でのボーカル録音(宅録)は、正しい知識と適切な機材があれば、プロに迫るクオリティを実現できます。川口駅徒歩2分のコアミュージックスクールでは、DTMの録音テクニックも指導しています。この記事では、宅録に必要なマイク選びからセッティングまでを解説します。
宅録に必要な機材
ボーカルの宅録に最低限必要な機材は、コンデンサーマイク、オーディオインターフェース、マイクスタンド、ポップフィルター、ヘッドホンの5つです。これらがあれば、自宅でも十分なクオリティのボーカル録音が可能です。
さらにクオリティを上げるなら、リフレクションフィルター(マイク背面に設置して反射音を抑えるもの)の導入がおすすめです。部屋の反響を軽減し、ドライでクリアな録音ができます。
マイクの選び方
| マイク | タイプ | 価格帯 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| Audio-Technica AT2020 | コンデンサー | 約1.2万円 | 入門定番。コスパ最強 |
| AKG C214 | コンデンサー | 約3.5万円 | 中級者向け。クリアな音質 |
| RODE NT1-A | コンデンサー | 約3万円 | 低ノイズ。宅録の定番 |
| Shure SM58 | ダイナミック | 約1.2万円 | 環境音に強い。頑丈 |
| Shure SM7B | ダイナミック | 約5万円 | 配信・ラップにも最適 |
録音環境のセッティング
宅録で最も重要なのは、録音環境の整備です。部屋の反響が多いと、音がこもったりエコーがかかったりして、後のミックスで苦労します。以下のポイントを意識しましょう。
マイクと口の距離は15〜20cmが基本。近すぎると近接効果で低音が膨らみ、遠すぎると部屋の反響を多く拾います。ポップフィルターは必ず使いましょう。「パ」「バ」などの破裂音による吹かれ(ポップノイズ)を防ぎます。
DAWでの録音設定
録音のビット深度は24bit以上を推奨します。16bitだとダイナミックレンジが狭く、録音レベルの設定がシビアになります。24bitなら余裕を持った録音が可能です。サンプリングレートは44.1kHzまたは48kHzで十分です。
録音レベルは、ピーク時に-12〜-6dB程度に設定しましょう。絶対に0dBを超えない(クリップしない)ことが重要です。デジタルのクリッピングは後から修復できません。
録音のコツとテクニック
良いボーカル録音のために、まず歌う前にしっかりウォーミングアップをしましょう。喉が温まっていない状態での録音は、パフォーマンスの質が下がります。また、テイクを複数録るのが基本です。同じパートを3〜5回録り、最も良いテイクを選ぶ(または良い部分をつなぎ合わせる)方法が一般的です。
録音中は、歌の強弱に合わせてマイクとの距離を微妙に調整する「マイクワーク」も重要です。強い声のときは少し離れ、囁くような声のときは近づくことで、よりダイナミックな録音ができます。
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