はじめに:ギター打ち込みはDTMの最難関テーマ
DTMにおいて、最もリアルな打ち込みが難しい楽器は何か?多くのDTMerが口を揃えて答えるのがギターです。ピアノやストリングスに比べて、ギターは奏法のバリエーションが圧倒的に多く、演奏表現の幅が非常に広い楽器です。
ストローク、アルペジオ、カッティング、パワーコード、ミュート、ハンマリング、プリング、スライド、ベンド、ハーモニクス、タッピング…これらの奏法をMIDIで再現するには、専門的な知識とテクニックが必要です。
しかし近年、ギター音源の品質は飛躍的に向上しており、正しいアプローチで打ち込めば実際のギター演奏と見紛うほどのリアルなサウンドを得ることも可能になっています。
この記事では、DTMでギターを打ち込むための全知識を、音源選び、奏法別の打ち込みテクニック、アンプシミュレーターの活用まで、網羅的に解説します。
ギター音源の選び方と比較
ギターの打ち込みクオリティは、使用する音源に大きく左右されます。主要なギター音源を比較してみましょう。
| 音源名 | 開発元 | 価格帯 | 得意ジャンル | 特徴 |
|---|---|---|---|---|
| Ample Guitar | Ample Sound | 無料〜$169 | ポップス、ロック、アコースティック | 無料版(Ample Guitar M Lite II)あり。ストラム/アルペジオエンジン搭載。リアルなフレットノイズ |
| Evolution | Orange Tree Samples | $149〜$179 | ファンク、R&B、ポップス | ストラムエンジンが秀逸。カッティングのリアルさは業界トップクラス。Kontakt不要(独自エンジン) |
| Shreddage 3 | Impact Soundworks | $149〜 | メタル、ロック、プログレ | 高ゲインに特化。パワーコードとリフの表現力が高い。Kontakt Player対応 |
| Heavier7Strings | Three-Body Tech | $89 | メタル、ジェント、ロック | 7弦ギター対応。内蔵アンプシミュが優秀。コスパ良好 |
| REAL GUITAR | MusicLab | $149 | ポップス、アコースティック | コードを押さえるとリアルなストラムを自動生成。初心者に優しい設計 |
| Session Guitarist | Native Instruments | Kontakt付属〜$99 | ポップス、フォーク、ロック | パターンベースで手軽にリアルなバッキングを生成。打ち込みの手間が少ない |
初心者におすすめの組み合わせ
予算別のおすすめを紹介します。
- 無料で始めたい:Ample Guitar M Lite II(アコギ、無料)+ VSCO2のエレキギター(無料)
- 1万円前後:Heavier7Strings(エレキ、$89)。内蔵アンプシミュ付きでこれ1つで完結
- 3万円前後:Ample Guitar TC(エレキ、$119)+ Ample Guitar M(アコギ、$119)
- 本格的に:Orange Tree Evolution Stratosphere(カッティング用)+ Shreddage 3 Hydra(リフ用)
キースイッチの基礎知識
ギター音源を使いこなす上で避けて通れないのがキースイッチの理解です。キースイッチとは、演奏される音域外(通常はC0〜B1あたり)のMIDIノートに割り当てられた奏法切り替え機能です。
例えば、C1を押すとサスティン(通常弾き)、D1でミュート、E1でハーモニクス、F1でスライドアップ…というように、低音域のキーを使って奏法を瞬時に切り替えます。
主要なキースイッチ(Ample Guitar の例):
- C1:サスティン(通常のノート)
- C#1:ミュート(ブリッジミュート)
- D1:ハンマリングオン / プリングオフ
- D#1:スライド
- E1:ナチュラルハーモニクス
- F1:パームミュート
- F#1:ストラム(コードストローク)
キースイッチは音源ごとに異なるため、使用する音源のマニュアルを必ず確認しましょう。多くの音源にはキースイッチの一覧表(マッピング図)が付属しています。
奏法別の打ち込みテクニック
1. ストローク(コードストラミング)
ギターのストロークは、6本の弦を上から下(ダウンストローク)または下から上(アップストローク)に弾く奏法です。DTMでリアルに再現するためのポイントは以下の通りです。
ダウンストロークの打ち込み方:
- コード構成音を低音弦から高音弦の順に、10〜30msずつずらして配置する
- 例:Gコード(G2-B2-D3-G3-B3-G4)なら、G2を最初に、G4を最後に、各ノートを15msずつ遅らせる
- ベロシティは低音弦を強め(110〜120)、高音弦をやや弱め(90〜100)にすると自然
アップストロークの打ち込み方:
- ダウンストロークの逆で、高音弦から低音弦の順にずらす
- アップストロークはダウンより若干弱く、ベロシティを全体的に-10〜-20下げる
- 高音弦側の3〜4弦だけを弾く(低音弦は省略する)パターンも多い
8ビートストロークパターンの例(BPM 120):
| 拍 | 1 | & | 2 | & | 3 | & | 4 | & |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| ストローク方向 | ↓ | ↓↑ | × | ↓↑ | ↓ | ↓↑ | × | ↓↑ |
| ベロシティ | 110 | 90/80 | ミュート | 85/75 | 105 | 90/80 | ミュート | 85/75 |
×印はブラッシング(ミュートした状態でストローク)です。キースイッチでミュートに切り替えてからストロークを打ち込みます。このブラッシングの有無が、ギターストロークのリアルさを大きく左右します。
2. パワーコード
ロックやメタルの基本であるパワーコードは、ルートと5度(場合によってはオクターブ上のルートも加えた)2〜3音で構成されるシンプルなコードです。
打ち込みのポイント:
- ルート+5度の2音(例:E-B)を同時に打ち込む。3音の場合はオクターブ上のルート(E-B-E)を追加
- ブリッジミュート(パームミュート)とオープンを頻繁に切り替える。キースイッチの自動化が重要
- 8分音符の刻みでは、拍の頭を強く(ベロシティ120)、裏を弱く(ベロシティ90)
- ダウンチューニングの楽曲では、音源側でチューニングを下げる(ドロップDなど)
3. アルペジオ
コードの構成音を1音ずつ順番に弾くアルペジオは、バラードやアコースティック楽曲の定番パターンです。
打ち込みのポイント:
- 各音を少しずつ重ねる(レガート気味に)と、ギター特有の「弦が響き続ける」サウンドが再現できる
- ノートの長さ(デュレーション)を次の音の頭と少し重なるくらいに設定
- ベロシティは一定ではなく、親指で弾く低音弦を強め、指で弾く高音弦をやや弱めに
- 同じパターンの繰り返しでも、ベロシティとタイミングに微妙なゆらぎを加えて人間らしさを出す
4. カッティング
ファンクやR&B、シティポップに欠かせないカッティング(チョップ)は、ギター打ち込みの中でも特に難易度が高い奏法です。
打ち込みのポイント:
- 16分音符ベースでストロークとミュートを高速で切り替える
- 実際のカッティングでは、左手のミュート/押弦が高速で交互に行われる。これをキースイッチで再現
- ダウン/アップの交互が基本。アップストロークのベロシティをダウンより-15〜-20下げる
- すべての16分音符を鳴らすのではなく、ゴーストストローク(ミュートでの空振り)を混ぜることでグルーヴが生まれる
- Orange Tree EvolutionやAmple Guitarのストラムエンジンを使うと、カッティングの再現が比較的容易
5. リードギター(ソロ)
リードギターのソロパートは、表現力の幅が最も広い打ち込みです。ベンド、ビブラート、スライド、ハンマリング、プリングなど、複数の奏法を組み合わせて表現します。
打ち込みのポイント:
- ピッチベンド:ギターのチョーキング(ベンド)はピッチベンド情報で表現する。半音ベンド、全音ベンド、1音半ベンドなど、ベンド幅を正確に設定(音源のピッチベンドレンジを確認)
- ビブラート:ロングトーンにはビブラートを加える。モジュレーションホイール(CC1)で制御するか、ピッチベンドの小さな周期的変化で表現
- レガート奏法:音から音への移行でハンマリングオン/プリングオフを使うと、ピッキングなしの滑らかなフレーズが表現できる。キースイッチでレガートモードに切り替え、ノートを重ねて(オーバーラップさせて)打ち込む
- チョーキングからのビブラート:ベンドアップした状態でビブラートをかける「チョーキングビブラート」は、ブルースやロックソロの定番表現。ピッチベンドを上げた位置で小さく揺らす
ベロシティとヒューマナイズ
ギター打ち込みのリアルさを決定づけるのが、ベロシティ(強弱)とタイミングの微妙なゆらぎです。
ベロシティの基本方針
| 奏法 | 基準ベロシティ | アクセント | 弱い部分 |
|---|---|---|---|
| パワーコード | 100〜110 | 120〜127 | 85〜95 |
| ストローク | 90〜100 | 110〜120 | 70〜85 |
| アルペジオ | 70〜85 | 90〜100 | 55〜65 |
| カッティング | 85〜95 | 105〜115 | 60〜75(ミュート部分) |
| リードギター | 90〜105 | 115〜127 | 75〜85 |
ヒューマナイズ(タイミングの揺らぎ)
完璧にグリッド(拍子線)に合った打ち込みは、どうしても機械的に聞こえます。DAWのヒューマナイズ機能を使って、各ノートのタイミングに±5〜15msのランダムなゆらぎを加えましょう。
ただし、やみくもにランダマイズするのではなく、音楽的な法則を意識することが重要です。
- 拍の頭は比較的正確に(±5ms以内)
- 裏拍やゴーストノートはやや大きめの揺らぎ(±10〜15ms)
- フレーズの頭はジャストか少し前に(走り気味が自然な場合が多い)
- フレーズの終わりはジャストかやや遅めに(落ち着いた印象に)
アンプシミュレーター比較
エレキギターの音色を決定づけるのがアンプの選択です。DTMではアンプシミュレータープラグインを使い、様々なアンプサウンドを再現します。
| アンプシミュ | 開発元 | 価格帯 | 得意サウンド | 特徴 |
|---|---|---|---|---|
| Neural DSP Archetype | Neural DSP | $99〜$149 | ハイゲイン、モダンロック | 最高クラスの音質。アーティストモデル多数(Plini、Gojira、Petrucci等)。14日間無料試用 |
| Guitar Rig 7 | Native Instruments | $199(Pro) | オールラウンド | 老舗アンプシミュ。エフェクトが豊富。Komplete付属 |
| AmpliTube 5 | IK Multimedia | 無料〜$349 | ヴィンテージ、ブルース | Fender、Marshall、Orangeなどの公式モデル多数。無料版あり |
| BIAS FX 2 | Positive Grid | $99〜$199 | オールラウンド | ToneCloudでユーザーが作ったプリセットを共有。カスタマイズ性が高い |
| STL ToneHub | STL Tones | $9.99/月〜 | メタル、ハイゲイン | サブスク型。Howard Benson等のプロデューサーモデルあり |
アンプシミュレーター選びのポイント
音源にアンプシミュレーターが内蔵されている場合(Heavier7Strings、Shreddage 3など)は、まずそちらを試しましょう。ギター音源のDI(ダイレクト)出力に外部のアンプシミュをかける場合は、以下の点に注意します。
- 音源のDI出力を確認:アンプシミュが内蔵されている音源は、DIバイパスモードに設定する
- キャビネットIR(インパルスレスポンス)が音の80%を決める。好みのIRを見つけることが最も重要
- ゲイン量:打ち込みギターはリアルギターより若干クリーン寄りに設定すると、不自然なノイズが減る
IRローダーとキャビネットシミュレーション
近年のギターサウンドメイキングで注目されているのが、IR(インパルスレスポンス)を使ったキャビネットシミュレーションです。IRとは、実際のギターキャビネット(スピーカー)の特性を短いオーディオファイルとして記録したもので、これをコンボリューションリバーブやIRローダーに読み込むことで、実機のキャビネットサウンドを正確に再現できます。
おすすめIRローダー:
- NadIR(Ignite Amps / 無料):シンプルで軽量な無料IRローダー。2つのIRをミックス可能
- Pulse(Lancaster Audio / 無料):直感的なUI。フェイズ調整機能付き
- Wall of Sound(Two notes / 約$100):マイクポジションの調整が可能。リアルタイムプレビュー
無料のIRパックもインターネット上に多数公開されています。OwnHammer、Celestion(公式IRを販売)、ML Sound Labなどが高品質なIRを提供しています。アンプシミュの内蔵キャビネットよりもサードパーティIRの方が好みのサウンドに近いことも珍しくないため、色々試してみることをおすすめします。
エフェクトチェーンの基本
アンプシミュだけでなく、ペダルエフェクトの組み合わせもギターサウンドの重要な要素です。基本的なエフェクトチェーンの順序を紹介します。
クリーンサウンドのチェーン
- コンプレッサー:音量の均一化とサスティンの追加
- コーラス:音に広がりと揺らぎを付与。シティポップやジャズに必須
- アンプ:クリーンチャンネル。Fender Twin Reverbなどが定番
- リバーブ:空間の演出。プレートやスプリングリバーブが定番
- ディレイ:テンポシンクの1/8や付点8分で立体感を追加
クランチ〜ハイゲインサウンドのチェーン
- ノイズゲート:弾いていない時のノイズ(ハム、ヒス)を除去
- オーバードライブ/ディストーション:アンプの前段でゲインブースト。Tube Screamerが定番
- アンプ:ハイゲインチャンネル。Marshall、Mesa Boogie、Peavey 5150など
- EQ:アンプ後段で不要な周波数をカット。特に低域のブーミーさを抑制
- ディレイ/リバーブ:控えめにかけて奥行きを追加
ジャンル別のギターサウンド設定ガイド
ジャンルによって求められるギターサウンドは大きく異なります。それぞれの設定指針をまとめます。
| ジャンル | 主な奏法 | アンプタイプ | ゲイン量 | 主要エフェクト |
|---|---|---|---|---|
| ポップス | アルペジオ、ストローク | Fender系クリーン | 低 | コーラス、ディレイ、リバーブ |
| ロック | パワーコード、リフ | Marshall系クランチ | 中〜高 | オーバードライブ、ディレイ |
| メタル | パームミュート、リフ | Mesa/Peavey系ハイゲイン | 高 | ノイズゲート、Tube Screamer(ブースト用) |
| ファンク / R&B | カッティング | Fender系クリーン | 低 | コンプ、ワウ、フェイザー |
| ブルース | ベンド、ビブラート | Fender/Vox系クランチ | 中 | オーバードライブ、リバーブ |
| アコースティック | ストローク、フィンガー | DI / アコギ用プリアンプ | なし | コンプ、EQ、リバーブ |
アコースティックギターのミックスTips
アコースティックギターはエレキとは異なるミックスアプローチが必要です。アンプシミュは基本的に不要で、EQとコンプレッサーで音を整えるのが主な作業です。
- ハイパスフィルター:80〜120Hz以下をカット。低域のモヤつきを除去
- ボディの温かみ:200〜300Hz帯。多すぎるとボワつくが、カットしすぎると薄い音に
- 明るさ・きらめき:5〜10kHz帯を+2〜3dBブースト。ストロークの輝きが出る
- コンプレッサー:レシオ2:1〜4:1、アタック10〜30ms。ストロークの音量差を均す
- ステレオ処理:同じパートを2回打ち込んで左右に振る(ダブルトラッキング)と、広がりのあるアコギサウンドに
ギター打ち込みのリアルさを高める7つのコツ
- フレットノイズを入れる:ポジション移動時の「キュッ」というフレットノイズは、ギターのリアルさに直結する。多くの音源にフレットノイズのキースイッチがある
- 開放弦を活用する:実際のギタリストは可能な限り開放弦を使う。同じ音程でも開放弦とフレット押弦では響きが異なる
- 物理的に不可能な配置を避ける:ギターのフレットボード上で物理的に押さえられないコードボイシングは不自然に聞こえる。ギターの基本的なコードフォームを理解しておく
- ピッキングの方向を意識する:連続する音のダウン/アップピッキングの交互を意識し、ベロシティに反映させる
- ベンド(チョーキング)を入れる:ロックやブルースのリードギターには不可欠。ピッチベンド情報で半音〜全音のベンドを表現
- スライドを活用する:音から音への移行にスライドを入れるだけで、打ち込み感が大幅に軽減される
- レイヤーとダブルトラッキング:左右に2本のギターを配置(L100/R100)し、別テイクのように微妙に異なるベロシティとタイミングで打ち込む
ギターのミキシングテクニック
打ち込みが完成したら、ミキシングでギターサウンドをさらに磨き上げましょう。
EQ処理
ギターのEQ処理は、他の楽器との周波数の棲み分けを目的として行います。
- ハイパスフィルター(80〜120Hz):ベースやキックと被る低域をカット。パワーコードの場合は80Hz、アルペジオの場合は120Hz程度に設定
- 200〜400Hz:ボックス感(箱鳴り感)がこもる帯域。狭いQで-2〜-4dBカットするとスッキリする
- 800Hz〜1.5kHz:ギターの芯(ミッドレンジ)。この帯域をブーストするとギターが前に出る。カットすると引っ込む
- 3〜5kHz:プレゼンス帯。ピッキングのアタック感やエッジが出る。ブーストで鮮明に、カットで丸く
- 8kHz以上:エアー感。わずかにブーストすると明るさが加わるが、やりすぎるとシャリつく
ダブルトラッキングの配置とミックス
ロックやメタルでは、左右にギターを振るダブルトラッキングが標準的な手法です。ミキシングのポイントは以下の通りです。
- 左右のパン:L100/R100に振り切るのが基本。L80/R80程度にすると若干まとまった印象に
- 音色の差別化:左右で異なるアンプモデルやキャビネットIRを使うと、ステレオ感と奥行きが増す
- センターギター:ギターソロやリフのユニゾンパートはセンターに配置。左右のバッキングと差別化する
- 音量バランス:左右のギターは同じ音量に。片方が大きいとステレオイメージが崩れる
ギターとボーカルの共存
ギターとボーカルは周波数帯域が重なりやすく、ミキシングで最も衝突しやすい組み合わせの一つです。対策として、ギターの2〜4kHz帯をわずかにカット(-2dB程度)すると、ボーカルの子音やプレゼンスが聴き取りやすくなります。逆にギターソロのセクションでは、このカットを解除してギターを前に出す、というオートメーション的な使い方も効果的です。
ギターの打ち込みをプロから学ぼう!
コアミュージックスクールのDTMレッスンでは、ギター打ち込みのテクニックからアンプシミュの使い方まで、マンツーマンで丁寧に指導します。実際のギター知識とDTMスキルの両方を持つ講師が対応します。
DTM講師 野口悟からのアドバイス
「ギターの打ち込みを上達させる最大のコツは、”実際のギター演奏を聴き込むこと”です。好きな楽曲のギターパートだけを集中して聴いて、どんなタイミングでミュートしているか、ストロークの強弱はどうか、フレットノイズがどこで入っているかを観察してみてください。その観察力が、そのまま打ち込みの精度に直結します。」
まとめ
DTMでのギター打ち込みは確かに難易度が高いですが、適切な音源の選択と正しいテクニックの理解があれば、驚くほどリアルなギターサウンドを実現できます。この記事のポイントを振り返りましょう。
- 音源選びが最重要。用途に合った音源を選ぶ(アコギ/エレキ、クリーン/ハイゲイン)
- キースイッチを使いこなして奏法を適切に切り替える
- ストロークはノートのずらし方とミュートの挟み方がリアルさの鍵
- ベロシティとヒューマナイズで機械的な印象を排除する
- アンプシミュとエフェクトチェーンで最終的な音色を作り込む
- フレットノイズ、スライド、ベンドなどの装飾的な要素がリアルさを決定づける
- ダブルトラッキングで厚みと広がりを演出する
まずは1パート、シンプルなコードストロークから打ち込んでみてください。経験を積むほどに、ギター打ち込みの精度とスピードは向上していきます。



