「DTM、本気でやりたいからスクールか講座を探してみよう」——そう思って検索すると、選択肢が多すぎて逆に混乱しませんか?
月額制のサブスク講座、買い切りのUdemy動画、個別レッスンの音楽スクール、Youtuberが運営するコミュニティ……値段もバラバラ、内容もバラバラ。何を基準に選べばいいかわからないまま「とりあえず安いやつ」で選んで失敗する人を何人も見てきました。
この記事では、DTMスクールや講座を選ぶときに実際に確認すべき5つのポイントを整理します。
ポイント①:講師の実績を確認する
これが一番重要です。DTMの講師には大きく分けて「商業音楽の現場経験者」と「教えること専門の人」がいます。どちらが悪いわけでもないですが、自分が何を学びたいかによって合う講師が変わります。
たとえば「J-POPの作曲をしたい」なら、実際にJ-POPのアレンジや制作をしていた人に習うのが最も近道です。「エレクトロ系の曲を作りたい」ならEDMやトラックメイクの現場を知っている人がいい。
確認すべきこと:
- どんな楽曲を制作してきたか(実績・クレジット)
- 現在も現役で制作活動をしているか
- 教えること自体の経験年数
「プロフィールに実績が書いていない」「楽曲リリースが10年以上前」という場合は少し慎重に。
ポイント②:カリキュラムの具体性
「DTMの基礎から上級まで学べます」という説明だけでは何もわかりません。具体的に何を、どの順番で学ぶのかが明示されているかを確認しましょう。
良いカリキュラムの例:
- 第1章:DAWの操作・MIDI打ち込み基礎(2時間)
- 第2章:コード進行とダイアトニックコード(3時間)
- 第3章:メロディの作り方と音域の使い方(2時間)
- 第4章:アレンジ基礎・楽器の役割(4時間)
- 第5章:ミックスの基本(EQ・コンプ・リバーブ)(3時間)
「基礎から応用まで」という曖昧な説明しかない講座は、内容が薄い可能性があります。無料体験や試聴がある場合は必ず確認してください。
ポイント③:サポート体制
動画を見るだけの講座と、質問できる環境がある講座では、学習効果が大きく変わります。
DTMは「詰まりポイント」が多い分野です。Cubaseが起動しない、音が出ない、プラグインが認識されない——こういった技術的なトラブルに、すぐに質問できる環境があるかどうかは重要。
確認ポイント:
- 質問はどこでできるか(Discord、メール、Zoom等)
- 回答までの目安時間
- 作った曲のフィードバックをもらえるか
買い切り動画講座(Udemyなど)はサポートが限定的なことが多いので、初心者ほど「質問できる環境付き」を選ぶことをおすすめします。
ポイント④:料金と内容のバランス
値段だけで判断しないこと。これが最も大事です。
安すぎる講座(月額980円など)は動画本数が少なかったり、内容が古かったりすることがあります。逆に高額すぎるスクール(月5〜6万円)は個別指導の手厚さはありますが、費用対効果を慎重に考える必要があります。
目安として:
- 買い切り動画講座:2,000〜20,000円。自学自習できる人向け
- 月額制オンライン講座:3,000〜10,000円/月。継続サポート重視
- 個別オンラインレッスン:5,000〜15,000円/回。最速で伸びたい人向け
- 通学型スクール:月3〜8万円。リアルタイム指導が必要な人向け
ポイント⑤:自分のゴールとの一致
「プロの作曲家になりたい」のか「趣味で完成曲を増やしたい」のか「副業で収入を得たい」のかによって、最適な講座は変わります。
スクール選びで最も多い失敗は「なんとなく良さそうだったから」という理由で選ぶこと。入会前に「この講座を終えた後、自分は何ができるようになるか」を具体的にイメージしてみてください。
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